東京工芸大学アニメーション学科学生のCMがACC賞を受賞
2024年6月、輝かしいニュースが飛び込んできました。東京工芸大学芸術学部アニメーション学科の学生たちが制作に携わったCM「TOTOトイレ川柳20回記念1(ワン)ロールシアター」が、権威ある広告賞「64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のフィルムクラフト部門で入賞を果たしたのです。
このCMは、TOTO株式会社が20周年を迎えた「TOTOトイレ川柳」の記念企画として制作されました。過去の入選作品から選ばれた川柳を題材に、学生たちがトイレットペーパーに1コマずつ手描きでアニメーションを作成。そのユニークな手法と、温かくもユーモラスな映像表現が高く評価されたと言えるでしょう。
トイレットペーパー1ロールに込められた情熱
制作には、山中研究室所属の学生14名と山中准教授が参加。中野キャンパスで2日間かけて、約110mのトイレットペーパーに600枚相当の原画を手描きで仕上げました。想像を絶する地道な作業ですが、学生たちは「滲むのが難しかった」「破れたトイレットペーパーもあったが、それも味になった」と振り返っています。その苦労と創意工夫が、完成度の高い作品に結実したと言えるでしょう。
学生たちの挑戦と未来
この作品は、単なるCM制作にとどまりません。学生たちは、既存の枠にとらわれず、新たな表現方法に挑戦しました。その挑戦は、彼らの創造性と可能性を大きく広げるものとなったはずです。今回の受賞は、彼らの努力と才能を証明する大きな成果であり、今後の活躍に大きな期待を抱かせます。
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSとは?
ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSは、一般社団法人ACCが主催する、国内最大級の広告賞です。テレビCMやラジオCMにとどまらず、幅広いクリエイティブ作品を対象としており、受賞作品は高い評価を得ています。今回の受賞は、東京工芸大学、そして学生たちのクリエイティビティの証といえるでしょう。
TOTOトイレ川柳と、未来への展望
TOTOトイレ川柳は、多くの人々の日常や家族の温かさ、そしてユーモアを感じさせる作品が多く、長年に渡り愛されています。今回、東京工芸大学の学生たちがその魅力を新たな形で表現し、多くの人々に感動を与えました。
この受賞を機に、東京工芸大学アニメーション学科の学生たちの才能が、より広く知られるようになるでしょう。そして、彼らが制作する、未来のアニメーション作品にも大きな期待が寄せられます。
作品へのアクセス
「TOTOトイレ川柳20回記念1(ワン)ロールシアター」は、TOTO株式会社の公式ウェブサイトで公開されています。メイキング映像も公開されており、学生たちの熱い想いや制作過程を垣間見ることができます。ぜひ一度ご覧ください。
参考リンク
64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS: https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/film_craft.html
TOTOトイレ川柳:
https://jp.toto.com/knowledge/useful/senryu/top/
* 東京工芸大学:
https://www.t-kougei.ac.jp/
参加学生一覧
3年:駒崎鈴美香、池上優也、井上莉多、尾嶋倖、XU WANYU、周シン旭、白井陽人、高尾陽太郎、ファンク空、山下優季、吉田菜々美、鈴木伶奈、佐藤維
4年:ZHONG JIAHENG
教員:山中幸生准教授