業務提携による新たな可能性
八千代エンジニヤリング株式会社とトークンエクスプレス株式会社は、開発途上国を中心にインパクトのある事業創出を目指すための業務提携を結びました。両社が持つそれぞれの強みを融合させ、持続可能な社会の構築に貢献することが期待されています。
提携の背景
八千代エンジニヤリングは、60年以上の歴史を持つ総合建設コンサルタント企業であり、国際開発プロジェクトにおいて持続可能な社会の実現を目指して活動してきました。特に日本のディープテック系スタートアップの海外進出を支援し、社会課題の解決を図ってきました。その中で、開発途上国のさまざまな課題に対し、定量的な社会的インパクトの評価とその社会実装をサポートすることが目指されており、今回の提携はその一環として位置づけられています。
一方、トークンエクスプレスはインパクト測定・マネジメントの専門企業で、社会的インパクトを重視したビジネス支援を行っています。設立当初から、企業やスタートアップ、自治体、非営利団体など広範な組織に対して、インパクトを評価しながら事業成長を促進してきました。
提携の目的と今後の展望
両社の提携によって、以下のような目的が掲げられています。1つ目は、社会課題解決型ビジネスの創出を促進すること、2つ目はインフラ整備や国際開発に関する事業の拡充、3つ目はグローバルな経済・社会開発への貢献を推進することです。
特に、社会的インパクトを可視化し、定量化することで、関連機関やステークホルダーとの説明責任を果たすとともに、インパクトを評価する基準の確立を目指します。今後、両社が協力し、持続可能なインフラの開発に向けた具体的なスキーム設計が進められていく予定です。
協業内容
具体的な協業内容としては以下のような取り組みが挙げられています。
1.
社会課題解決型ビジネスのスキーム設計:対外的な活動として、新規事業のモデルを構築し、資金調達や運営の支援を行います。
2.
土木・インフラ及び国際開発領域での事業創出:インフラ整備のノウハウを活かし、地域のニーズに応じた事業を推進。
3.
経済・社会開発への貢献:グローバルな視点で社会課題に取り組む新たな事業を創出し、より持続可能な地域社会の構築を支援します。
トークンエクスプレスの紹介
トークンエクスプレスは、2019年に設立された会社で、インパクト測定・マネジメントに特化した実績を持っています。日本での経済・社会インフラ開発プロジェクトにおいて、豊富な経験を持つ代表の紺野氏は、企業に対するコンサルティングやプロジェクトの伴走支援を通じて、社会課題解決型ビジネスを多く支援してきました。
その中で、インパクト投資への知識を深め、投資ファンドにおけるサポートも行っています。今後の協力が期待される中、八千代エンジニヤリングとトークンエクスプレスの連携がどのような形で進展するのか、注目が集まります。
まとめ
この業務提携は、持続可能な社会の実現を目指し、多くの人々の生活を改善する可能性を秘めています。各社の専門知識を最大限活かし、開発途上国の社会課題をクリアする新たな事業がどのように誕生するのか、これからの展開に期待が高まります。