四季の美と手仕事の温もりを感じる新店舗『Wass』がオープン

日本の美と世界の工芸を融合した新たなショップ『Wass/ワス』が、11月19日（水）にザ・リッツ・カールトン東京にオープンしました。この店は、四季に応じた各国の選りすぐりの名品を取り扱っており、訪れる人々に手仕事の温もりと伝統の美しさを届けることをコンセプトとしています。

『Wass』という名前には、冬、秋、夏、春の四季があることを示し、それぞれの季節の個性を映し出した工芸品を紹介しています。ここでは、熟練の職人が丹精込めて作り出した一点ものの作品たちが揃い、見た目にも手触りにもそれぞれの独特な魅力を感じることができます。

特に、工芸の本質である「手仕事」の素晴らしさに焦点を当てています。それは、何一つとして同じものがない独特な品々を通じて、作り手の思いや技術を肌で感じ取ることができる貴重な体験を提供します。

工芸に詳しい方はもちろん、あまり馴染みのない方でも、心惹かれる一点に出会えるチャンスがあります。『Wass』では、お客様が日常の中で触れられるアイテムを提供し、それが生活に彩りを加えることを目指しています。

さらに、『Wass』では月に一度、作り手が在廊し、展示会も開催します。第一回目の展示会では、新里明士さんの作品が披露されます。新里氏は、日本の伝統技術「蛍出」を用いた「光器」を始めとする多彩な作品群を生み出しており、その斬新なリズム感は国内外で高い評価を得ています。

展示会では、「光器」に加え、流れるような形状の小壷など、美しい青と白のコントラストで創り出される小さな作品が紹介されます。この作品を通じて新里氏の独自の世界観をより深く味わうことができます。展示会は12月5日から12月14日まで行われ、期間中の昼間は10時から21時までオープンしています。また、12月7日には新里氏自身が在廊する予定です。

そうしたイベントを通じて、『Wass』はただの販売店ではなく、工芸品の魅力やその背景にあるストーリーを伝える場としても機能します。時を超えた美しさや、手仕事の温もりを感じることができるこのスペースに、ぜひ訪れてみてください。