会津磐梯と蔵王の広域連携「Tohoku Deep Trail」が始動
福島県会津磐梯と山形県蔵王温泉のコラボレーションがついに実現し、スキーと文化を楽しむ新しい旅の形が生まれました。この冬、星野リゾートが運営する「ネコマ マウンテン」と「蔵王温泉スキー場」を結ぶプロジェクト「Tohoku Deep Trail」が始動します。この取り組みは、地域の観光協会やスキー場が力を合わせて、冬季観光の新たな魅力を発信するものです。
直行バスと特別滞在パッケージの開始
プロジェクトの一環として、両地域を結ぶ直行バス「Tohoku Deep Trail BUS」の運行が決定しました。これにより、これまで公共交通機関を使うことが難しかった蔵王温泉と会津磐梯エリアを、約2時間で移動することができるようになります。特にスキーヤーにとっては、朝一番のパウダースノーを楽しんだ後、余裕を持って移動できるのは嬉しいポイントです。
この直行バスは2027年2月3日から2月25日までの期間中、週1回の運行が予定されています。運賃は片道6,500円とリーズナブルで、事前にウェブサイトで予約が必要です。
さらに、宿泊優待とリフト券がセットになった「東北雪旅手形」も登場します。このパッケージを利用すれば、会津磐梯エリアと蔵王温泉エリアの両方で、1泊2日を楽しむことができます。
スキー需要の高まりを背景に
最近、訪日外国人旅行者数が4,000万人を超えるなか、外国人スキーヤーの東北地方に対する関心が高まっています。一方で、東北運輸局管内での外国人宿泊比率はわずか1.6%にとどまっています。このため、業界全体として冬の新たな受け皿の開発が求められています。
「Tohoku Deep Trail」は、福島県・会津若松市、北塩原村、磐梯町の3つの市町村による「会津磐梯スノーリゾート形成計画推進協議会」と山形県の蔵王温泉観光協会が協力して立ち上げたもので、エリア間の確認や需要創出を目的としています。
去年のシーズンには、ネコマ マウンテンを訪れた「IKON PASS」利用者の半数が蔵王も併せて訪れるなど、両エリアに対する観光需要が高まっていることを実証しています。
今後の展望
会津磐梯スノーリゾート形成計画推進協議会と蔵王温泉観光協会は、今後もスキー場を核にした広域周遊ルートを磨き上げていく考えです。インバウンド市場だけでなく、国内市場に向けても南東北の雪旅の魅力を発信し続けるとのことです。
また、両地域の強みを活かした共同プロモーションや滞在コンテンツの充実を図り、持続可能なスノーリゾートエリアの形成を目指します。
この新しい連携プロジェクト「Tohoku Deep Trail」は、冬のスキー文化だけでなく、地域文化の魅力を再発見する機会となるでしょう。これからの冬の旅には、ぜひともこのプロジェクトを利用し、東北のパウダースノーや文化を堪能してみてください。