福岡市の博多区綱場町で、歌舞伎の伝統を新たな形で体感できる機会が近づいています。市川團十郎白猿の個展、「押隈」が2026年5月30日から6月14日まで開催されます。この展覧会では、歌舞伎独特の所作である押隈をテーマに、隈取を施した顔を布や紙に写し取る技術をアートとして昇華させた作品が展示されます。
押隈とは、役者のその日の表情を映し出した、まさに一瞬の美を記録したものです。それは、二度と同じものは生まれない特別な作品として、見る者に強い印象を与えます。この個展では、舞台上でしか見ることのできない役者の素顔の痕跡が、どのような形で作品として立ち現れているのかを観ることができます。
市川團十郎白猿は、「舞台の外で、自分の新しい一面をできる範囲の中で伝えていきたい」「表現者として体現できるものの幅を、広げていきたい」と語っています。この言葉には、彼の創造活動に対する真摯な思いが表れています。彼が自身の限られた表現の中で、どれだけのものを届けられるか、その挑戦をぜひ会場で体感してほしいと思います。
展覧会の開催期間は、2026年5月30日(土)から6月14日(日)まで。会期中は、毎日22時頃まで開場している予定です。また、詳細については追って公開されるとのことで、会場にて直接確認することが必要です。興味のある方は、会場の連絡先である092-983-8368までお問い合わせください。
この個展は、ただのアート展示にとどまらず、見る者に新たな感性を呼び覚ます一体験になることでしょう。歌舞伎という古典的な表現方法を、どのように現代にアプローチしているのか、その過程をぜひ間近で感じてください。市川團十郎白猿の「押隈」が、あなたに新たな視点をもたらしてくれるはずです。ぜひ、本展を訪れ、彼の新たな試みを直に感じてみてはいかがでしょうか。