デジタル化で進化する美浦村の体力テストシステム『ALPHA』の導入事例

美浦村で進化する体力テストシステム『ALPHA』

茨城県美浦村が新たに導入した体力テストデジタル集計システム『ALPHA』が、地域の教育現場で注目を集めています。このシステムは、Pestalozzi Technology株式会社によって開発され、2020年度からすでに多数の学校での導入が進んでいます。

デジタル集計への移行

従来、小学校や中学校で行われていた体力テストは、紙に記入し、教職員がそれをExcelなどに手打ちで入力するというアナログな方法で実施されていました。これに対し『ALPHA』では、児童生徒一人一台のタブレットを活用して、より効率的に体力テストのデータを収集・集計することが可能になりました。

美浦村教育委員会もこのシステムの導入による業務効率化に期待を寄せており、教職員の負担を軽減するだけでなく、児童生徒自身がデータを分析する機会を持てるようにしていきたいとのことです。

『ALPHA』の主な特徴

1. 時間の削減

体力テストの測定結果を手動で記入し、Excelに転記する手間が大幅に省かれます。児童生徒は自らデジタル端末に記録を入力し、教員がそれを手軽に修正・確認できるため、業務負担が減少します。

2. スピーディな結果反映

従来、結果通知までに数週間から数か月かかっていたのが、今ではリアルタイムで結果が反映され、即座に運動動画を視聴できるなど、迅速な情報提供が実現しました。

3. 幅広い端末に対応

『ALPHA』は、PC、タブレット、スマートフォンなど様々な端末からアクセス可能で、特別なインストールは不要です。これにより、GIGAスクール構想で導入されたデバイスや家庭のデバイスを利用して、誰でも容易に利用できる仕組みが整っています。

Pestalozzi Technology株式会社とは

Pestalozzi Technology株式会社は、体力テストのデータ集計において約160万人分のデータを有し、教育委員会や学校向けにデジタル集計システム『ALPHA』を提供している企業です。今後も教育現場のさらなるデジタル化を支援する重要な役割を担っています。また、同社は体力テストの結果を効率的に扱うためのシステム開発も行っており、その技術力は高く評価されています。