2026年に向けたフィットネス市場の変革を読み解く
近年、健康への関心が高まる中、フィットネス市場はどのように変わっていくのでしょうか。株式会社バディトレが発表した2026年に向けたフィットネス市場の提言は、運動不足が深刻な社会問題となっている日本において、重要な示唆を与えます。
日本の運動不足の現状
世界保健機関(WHO)の報告によると、身体活動不足が年間500万人にのぼる死亡に関連しているとされています。日本では、2023年のスポーツ庁の調査によれば、週1回以上運動を行っている成人は52.3%に過ぎず、半数以上が十分な運動習慣を持っていません。さらに、運動不足に起因する医療費は年間約1.3兆円に達すると推計されており、これは個人の健康にとどまらず、国家の財政問題にも直結しています。
既存のフィットネスモデルの限界
日本のフィットネスクラブへの参加率は約3.3%と、他の欧米諸国(米国20%、英国15%、ドイツ14%)と比較して非常に低く、この原因は主に3つの壁に起因しています。1つ目は「価格の壁」。パーソナルジムは月額30,000円〜と高額で、総合型ジムでも8,000円〜15,000円が必要です。次に「時間の壁」。通勤やジム移動、着替えにかかる時間を考慮すると、1回のジム利用にかかる時間は2〜3時間になります。最後の壁は「心理の壁」で、「ジムは筋肉質な人が利用する場所」というイメージから、多くの初心者が足を運びにくくなっています。
ACSMのトレンド予測
ACSMの「Worldwide Survey of Fitness Trends」によると、2026年のフィットネス市場では「個別化」「テクノロジー活用」「短時間・高効率」が強調されることが予想されています。注目のトレンドとしては、ウェアラブルテクノロジーや体重管理プログラム、パーソナルトレーニング、高齢者向けフィットネスなどがあげられます。
シェアリングエコノミーの流れ
最近の市場トレンドとして、所有から共有への移行が進んでいます。フィットネス業界にもこの流れが影響を及ぼしています。従来の大型施設特化型モデルでは多大な固定費がかかる一方で、新たに提案される分散型ジムモデルは、小規模スタジオのシェア利用を通じて、経済的負担を減少させる可能性を秘めています。
分散型ジムモデルの利点
バディトレが提案する分散型ジムモデルは、これまでの価格、時間、心理の壁を同時にクリアします。月額11,000円〜と、家計に優しい価格設定。通勤途中のスタジオでのトレーニングが可能で、運動のためにかかる時間を最小限に抑えられます。さらに、最大5名によるセミパーソナル形式でレッスンを行うため、初心者でも抵抗感なく参加できます。
2026年以降の予測
バディトレは今後、マイクロジムの急増やサブスクリプションモデル、AIとウェアラブルの統合が進むことを予測しています。特に、複数の拠点を使い分けながら利用するライフスタイルは、今後の主流となるでしょう。また、AIによるデータ分析で、個別に最適化されたトレーニングを提供する新時代のフィットネスが実現します。
まとめ
バディトレはただのフィットネスジムではなく、運動不足という社会課題を解決するためのインフラを築く企業です。これからも地域との連携やデータの分析を通じて、健全な運動習慣の確立に貢献していく姿勢を示しています。これにより、日本のフィットネス参加率が向上し、国民の健康と医療費削減に寄与することが期待されます。
会社概要
- - 社名: 株式会社バディトレ
- - 代表: 星野 雄三
- - 事業内容: フィットネスジム運営、運動習慣化プログラムの開発・提供
- - 所在地: 東京都渋谷区広尾5丁目1-43 広尾ZERO 402号室
- - 公式サイト: バディトレ公式サイト