経産省の「始動 Next Innovator」が初のアルムナイミートアップを開催
2015年に発足した「始動 Next Innovator」は、故安倍元首相が提唱したプロジェクトの一環として、次世代のイノベーションを担う人材を育成することを目的としています。これまでに約800名のイントレプレナーやアントレプレナーが卒業し、特に5期までの卒業生が設立したスタートアップの時価総額は約700億円に達するなど、着実に成果を上げています。
今回、初めての試みとして「始動アルムナイミートアップ」が開催され、1期から8期の卒業生372名とプログラムに参加した講師が一堂に会しました。活動の振り返りや今後の目標を再確認しあう場となり、各卒業生が得た知識や経験を相互に共有しました。
施策と活動の成果
イベントの冒頭では、経済産業省の石井氏が開会の挨拶を行い、スタートアップ支援に向けた5か年計画の概要を説明しました。その後、WiLの伊佐山氏が始動プログラムの過去の活動や成果について振り返り、参加者たちに期待感を持たせるコメントを寄せました。これらの発表は、参加者たちの士気を高める効果がありました。
更に、参加者全員によるディスカッションも行われ、未来の始動コミュニティについて意見を交わしました。さらに会場には約40社がパネルを展示し、過去の成果や今後の展望についての説明を行い、参加者たちの理解を深める機会を提供しました。
コミットメントタイムで熱気に包まれる
最後のコンテンツでは、“コミットメントタイム”が設けられ、参加者たちは自らの「DO」としての活動目標を30秒で発表しました。これによって、参加者の間に熱気が生まれ、互いのミッションに対する誓いを交わす場にもなりました。
懇親会で新たな関係が構築
イベントの第二部には懇親会が開かれ、歴代の参加者たちが交流を深める場となりました。音楽が流れる中、自分のキャリアや興味のあるテーマについて意見を交換し、久しぶりの再会を楽しむ姿が見受けられました。また、各期の事業家たちが共に問題解決の方法を探る様子も印象的でした。
今後の展望
世界的な社会変革や新たな課題に直面しつつある現在、イノベーターに求められるのは従来の枠組みを超えて新たな価値を創造する能力です。始動アルムナイは、これからも定期的に集まり、コミュニティを通じて知識を共有し、日本の成長戦略に貢献していくことを誓います。このミートアップが第一回目となり、未来への挑戦が始まったことを意味します。
【お問い合わせ先】
始動 Next Innovator 運営事務局