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保育業界初の「どろんこアルムナイ」設立

昨今、保育業界は深刻な人手不足が続いており、業界全体がその解消に向けて様々な施策を模索しています。しかし、最近の調査によると、退職を希望しない保育士が約80%もいることが明らかになっています。このような現状を受けて、保育業界の退職者を「過去の人」ではなく、引き続き「仲間」として捉える新しい取り組みが始まりました。それが、保育・発達支援業界初の「どろんこアルムナイ（同窓生ネットワーク）」の設立です。

アルムナイ設立の背景

多くの保育士が新たな環境で成長し続ける一方で、退職後も保育に対する情熱を持ち続けるケースが増えています。このように「子育て（保育）」に関わる絆を大切にし、共に学び、成長することを促進するために、アルムナイネットワークが設立されました。

本ネットワークでは、定期的な情報交換の場を設け、業界全体の「保育の質向上」に寄与することを目指しています。具体的には、法人内での社内研修やスキル講座を外部開放し、他社で働く同窓生と共に学び合う機会を増やしていく方針です。年間に110回以上の研修内容が公開され、保育士としてのスキルを共有することができます。

目指すゴール

「保育の現場から日本を変える」という理念のもと、法人や団体の枠を越えて学びの場を広げ、保育における質を一貫して向上させることで、さらなる子育て環境の充実を図ります。これにより、多くの保育士が育てられ、質の高い保育が実現されることを期待しています。

どろんこ会グループの概要

「どろんこ会グループ」は、2007年に設立された法人で、東京都渋谷区に本社があります。認可保育園や企業内保育所、学童保育室など、135の関連施設を運営し、約2000名の職員が在籍しています。同団体は「にんげん力。育てます」を保育理念に掲げ、地域の子育て支援に取り組んでいます。

結論

今後、どろんこアルムナイの取り組みが進むことで、保育業界のさらなる発展と職場環境の改善が図られ、保育士たちがより良い環境で子どもたちを支えていくことができる未来が期待されています。誰もが誇りを持てる保育業界の実現に向けて、この新しい試みが大きな影響を与えることになるでしょう。

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