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STU48と内航海運のコラボ企画

瀬戸内海に拠点を置くアイドルグループ、STU48が内航海運との実践的なコラボ企画を実施しました。企画の一環として、メンバー4人が広島港に停泊する内航貨物船「光洋丸」に乗り込み、実際の船での生活と仕事を体験する様子が収められています。

内航海運は、国内の港から港へ物資を運ぶ重要な役割を担っており、今回は特に10代から20代の若者に船員という職業の魅力を伝えることが目的です。そうした取り組みの一環として、日本内航海運組合総連合会が運営するYouTubeチャンネル「ナイコ~海運 CH」では、通常では目にできない船の内部や作業の様子を映像で紹介しています。

メンバーが体験する内航船の仕事

今回の体験に参加したのは、池田裕楽さん、石田千穂さん、工藤理子さん、そして福田朱里さんの4人です。彼女たちは、全長124.70m、型幅20.50m、総トン数4,238トンの「光洋丸」に乗船し、船の大きさに圧倒されながらも、驚きと共に様々な業務を体験しました。この船は主にマツダの宇品工場で製造された新車を中部地方や関東地方へ運ぶ自動車専用船でもあり、実際に貨物船で働くという経験は彼女たちにとって貴重なものです。

彼女たちはYouTubeやTikTokで「船に就職したら先輩がアイドルだった件」と題し、航海士の石田さんが新人船員に仕事を教える寸劇を通して、船での仕事の楽しさと働く様子を面白く伝えています。

内航海運の課題と未来への展望

内航海運は日本の国内貨物輸送の39.8%を占め、トラック輸送の55.5%に次ぐ重要な役割を果たしています。しかし、船員の高齢化や不足という深刻な問題を抱えており、そのため、内航総連は職業の認知向上に努めています。今回のコラボ企画は、新たな就職先の選択肢を広げ、内航海運の魅力を若者に伝える試みとして大いに期待されています。

各メンバーはそれぞれの役割を担当し、リアルな船の生活や業務の大変さを体感したことを語っています。

• - 池田裕楽さん（甲板員役）は、親戚に会いに行くために船に乗った経験を持ちながらも、船の内部を見る機会は貴重だったと語ります。
• - 石田千穂さん（航海士役）は、船の大きさに驚きながら、生活の快適さに感心したとのこと。
• - 工藤理子さん（司厨長役）は、船上でカレーを作ることに喜びを感じ、温かい仲間との絆を感じたと振り返っています。
• - 福田朱里さん（機関士役）は、初めて演技を経験し、内部を探検する楽しさを伝えています。

これらの映像は、本日3月25日(火)18:00より、彼女たちの公式YouTubeチャンネルやTikTokに随時アップされますので、是非ご視聴ください。

結論

STU48の魅力を通じて、内航海運という職業の新たな側面を知ることができるこのコラボ企画は、親しみやすさと教育的要素を兼ね備えたユニークなコンテンツです。船の仕事の大変さと魅力を感じるきっかけとして、多くの人々に影響を与えることを期待しています。

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