老化の原因は血管にあり!血流を改善する新しい予防医療とは
日本全体が高齢化に向かう中、健康に過ごすための予防医療がますます重要視されています。ここで注目されるのが、『血管』と『血流』の健康です。東京予防医療クリニックの院長、森吉臣先生にお話を伺い、血管ケアの重要性と最新の治療法についてお伝えします。
予防医療の考え方
予防医療とは、ただ病気を治療するのではなく、その原因を追求し、未然に防ぐことを目的とします。がんや心筋梗塞、脳卒中などの疾患は、多くの場合、発症する前に何らかの兆候が現れます。これらの重大な病気が進行する前に、私たちはどのように対策をとるべきでしょうか?
例えば、戦後から現在にかけて変化してきた私たちの生活様式は、疾病のリスクを増加させています。令和2年の統計によると、日本での死因のトップはがん、続いて心疾患や脳血管疾患です。さらに、認知症の患者数は年々増加しており、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症になると予測されています。これらの病気に罹るリスクを低下させるための手段として、予防医療は見逃せません。
血管と血流がもたらす影響
血流の健康は、動脈硬化をはじめとする循環器系の問題に大きく関わっています。動脈硬化は、血管内に蓄積されたアテロームが原因で発生し、結果として脳卒中や心筋梗塞を引き起こす恐れがあります。研究によれば、血流の状態が良好でない場合、動脈硬化が進行しやすいとされています。
そのため、血管内で生成される一酸化窒素(NO)は非常に重要です。血管内皮細胞から分泌されるNOは、血管を拡張させ、正常な血流を保つために必要不可欠な成分です。しかし、老化と共に内皮細胞のNO産生量は減少し、血液循環が悪化します。これこそが、健康的な血管を維持する上での最大の課題です。
EECP療法の効果
そこで注目されるのが『EECP療法』です。この治療法は、下肢から心臓への血流を促進することで、血管内皮機能を向上させ、全身の血液循環を改善することを目的としています。具体的には、専用の加圧カフを使用し、心臓のリズムに応じて圧力を調整しながら血流を促進します。これにより、血管内皮細胞が活性化され、NOの産生が増えるのです。
EECP療法を受けると、施術中に体が温かく感じたという患者さんも多く、結果として聞こえにくかった声や、冷えなどの症状が改善されることもあります。また、脳の血流が改善されることで認知機能が向上したり、心疾患の予防にも寄与することが期待されます。これまでに、多くの患者様への導入が進められ、好評を得ています。
血流と健康を守るために
さらに、EECP療法は寝ながら受けられるため、特別な準備は要りません。60分の施術で、一般的なジョギングに相当するほどの血流促進効果が期待できます。これにより、持続的に血流が促進され、患者さんの日常生活にも良い影響を与えます。
予防医療の一環として血流を意識することは、健康寿命を延ばすために不可欠です。今後、多くの方にEECP療法という新しい選択肢を知っていただき、実践していただけることを願っています。さらに、私たちのクリニックでは、定期的にセミナーを開催し、より多くの人にこの重要な情報を提供していきたいと考えています。
詳細については、東京予防医療クリニックのホームページをご参照ください。
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