愛媛県における太陽光発電の新たな取り組みが開始される

愛媛県における新たな太陽光発電の取り組みがついに始まる

2023年12月、株式会社大林組のグループ会社である株式会社大林クリーンエナジーは、愛媛県西条市の株式会社サイプレス・スナダヤに対するオンサイトPPAによる再生可能エネルギー供給事業に着手しました。

このプロジェクトでは、サイプレス・スナダヤの東予インダストリアルパーク工場の屋根に、大林クリーンエナジーが約2MWの太陽光発電設備を設置。2025年1月1日には運転を開始します。この取り組みは自家消費型の設備であり、工場の電力需要の約15%を賄う計画です。これにより、年間約970トンの温室効果ガスの排出削減が見込まれています。

自家消費型オンサイトPPAについて

オンサイトPPAとは、電力需要家が自らの土地や施設に設置した再生可能エネルギー設備から直接電力を供給される仕組みです。このモデルでは、発電設備は第三者であるPPA事業者によって所有されるため、電力需要家は初期費用をかけずに再生可能エネルギーを利用できるというメリットがあります。

大林クリーンエナジーは、サイプレス・スナダヤ工場における太陽光発電設備の設置にあたり、大林組の建設事業者としての経験を生かし、既存の屋根の強度を考慮して最適な配置を行いました。このように専門的な知見を用いることで、効率的かつ安全に発電設備を稼働させることが可能となっています。

環境への影響と持続可能性

このプロジェクトは環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。発電された電力は、直接工場内で使用されるため、工場のエネルギーコストを削減するとともに、サステナビリティの向上にも寄与します。また、発電された余剰電力は電力市場への売電も検討されています。

大林グループは、様々な事業領域を生かして、脱炭素社会の実現に向けた努力を続けています。再生可能エネルギーの導入はその重要な一環であり、企業としての社会的責任を果たす活動でもあります。