ニューロダイバーシティの重要性と大阪・関西万博
2025年4月より開催される「2025年日本国際博覧会」、通称大阪・関西万博は、様々なテーマのもと未来社会のビジョンを共創する場となります。その中で、パーソルダイバース株式会社が「TEAM EXPOパビリオン」に共創パートナーとして参加し、「ニューロダイバーシティ x 生成AI」をテーマにした展示を行います。
障害者雇用における新たなステージ
パーソルダイバースは、障害者の雇用を専門に手がける企業として、これまでの積極的な活動が評価されています。同社が提唱する「ニューロダイバーシティ」は、脳や神経の特性の違いを尊重し、社会全体でそれを活用することを目指す考え方です。来場者は、日常のちょっとした行動から得られる気づきを通じてこの考え方の重要性を実感することができます。
TEAM EXPO2025の理念
「TEAM EXPO2025」は「いのち輝く未来社会のデザイン」を理念とし、SDGsの達成に寄与するために、多様な参加者が主体となり理想的な未来社会を共に創り上げることを目指しています。このプログラムには、自治体や企業、NGO・NPOなど400以上の団体が賛同し、2000件以上のプロジェクトが登録されています。
展示の内容について
パーソルダイバースのブースでは、ニューロダイバーシティの理解を深めるために、参加者が楽しみながら学べるような展示が用意されます。例えば、集中できる時間帯や働きやすさに関する情報を基に、脳のはたらき方の違いについて知識を深めることができます。これにより、日常生活での行動や環境を見直すきっかけとなるでしょう。
ニューロダイバーシティ x 生成AIの取り組み
同社は「CDLE」(一般社団法人日本ディープラーニング協会が実施するAIコミュニティ)ブルーペアル対して、ニューロダイバーシティとAI技術を掛け合わせた新たな雇用モデルの可能性を探る取り組みを推進しています。
日本初の先端IT特化型就労移行支援事業所「Neuro Dive」を通じて、発達障害者をIT領域での雇用へと導く活動を行っています。全国5拠点で100名以上が利用しており、今までにデータアナリストや機械学習エンジニアといった職種に多くの就職者を輩出しています。
実践的なスキルの習得
Neuro Diveでは、実際のビジネスシーンを想定した疑似プロジェクトを実施し、現役エンジニアが指導する特別講座も用意しています。これにより、参加者は最新技術や実務に即した知識を学び、コミュニケーションやタスク管理のスキルも身につけることができます。
今後の展望
パーソルダイバースは、今後もニューロダイバーシティの推進に努めていく方針です。障害特性を単なる制約として捉えるのではなく、むしろ強みとして活かせる雇用モデルの構築に注力し、社会全体の意識改革に貢献していくでしょう。
参加者が共に学び、未来を描く場として、多くの人々にとって有意義な経験となることが期待されます。
パーソルグループのミッション
パーソルグループは「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年までに人の可能性を広げることを目指しています。その一環として、はたらく人々の多様なニーズに応える多様なサービスを提供し、誰もが笑顔で働ける社会の実現を追求しています。