SmartHRが成長加速
2016-01-27 08:00:02
社会保険手続きの自動化を実現するSmartHRが投資を受けさらなる成長を目指す
SmartHRの登場とその意義
近年、企業の人事業務は多岐にわたり、特に社会保険や雇用保険の手続きは煩雑で時間を要します。それを解決するために登場したのが「SmartHR」です。本サービスは、企業が行う労務関連の手続きを自動化し、従業員情報を簡単に入力するだけで必要書類を生成します。これにより、人事担当者や経営者が負担を軽減し、より重要な業務に集中できる環境を整えることができます。
SmartHRの機能と提携
SmartHRは、総務省が提供する電子政府「e-Gov」と提携した外部連携APIを利用して、ウェブ上から直接役所への申請が可能になる機能を今冬に提供開始予定です。また、マイナンバーの収集・管理にも対応しており、これにより手続きの際の情報管理もより安全になっています。現在、すでに450社を超える企業に導入され、多くの評価を得ているのがこのサービスの特徴です。
社会保険労務士法人の設立
さらに、SmartHRを運営する株式会社KUFUは、新たに「社会保険労務士法人スマートエイチアール」を設立しました。この新法人は、社会保険労務士の資格を持つ海野慶子氏が代表を務め、SmartHRの導入支援や労務管理の支援を行います。これにより、より多角的なサービス展開が期待されています。
将来的な展望
SmartHRは今後、さらなる機能拡充を予定しており、労務手続きや人事情報の管理を一層効率化していく予定です。2016年内には利用企業数を3,000社、2017年内には20,000社へと増やす目標を掲げています。また、社会保険労務士向けの機能も強化し、彼らが直面する課題の解決に挑む構えです。これらの取り組みを通じて、経営者は経営戦略に、人事担当者は採用活動や人事制度の構築に集中できる環境を整え、従業員には安心して働ける職場を提供することを目指しています。
会社情報
株式会社KUFUは、東京都港区の麻布台に所在し、2013年に設立されました。代表取締役の宮田昇始氏が率いる同社は、SmartHRの開発と運営を行っています。また、社労士法人としての機能も持つ新法人は、労務関連の専門家として、より高度なサポートを提供することに注力していきます。
受賞歴
SmartHRはその革新性から高く評価され、TechCrunch Tokyo 2015では最優秀賞を受賞したほか、Open Network LabのDemoDayでも最優秀賞に選ばれました。これらの受賞歴は、SmartHRが業界内で認められる存在であることを証明しています。
SmartHRは今後も働き方改革や労働環境の改善を推進し、より良い社会の実現を目指していきます。
会社情報
- 会社名
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株式会社SmartHR
- 住所
- 東京都港区六本木3-2-1住友不動産六本木グランドタワー
- 電話番号
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