環境を意識した新たなシャンパーニュの形、テルモンの軽量ボトル革命
フランスのシャンパーニュメゾン「メゾン・テルモン」は、持続可能なシャンパーニュ造りに注力し、新たな挑戦として800グラムという超軽量ボトルの開発に成功しました。この取り組みは、シャンパーニュ生産の全工程を見直し、環境への負荷を軽減するための重要なステップです。
軽量化の背景と成果
テルモンは2021年から「母なる自然の名のもとに」と題した環境プログラムを開始。これにより、ボトルの軽量化が進められ、835グラムから800グラムへの移行が実現しました。この改良によって、ボトルの構造的強度を損なうことなく軽量化が可能であることが確認されました。今後、テルモンは全製品での軽量ボトルの採用を進め、ハーフボトルやマグナムボトルでも同様のテストを行っています。
環境への配慮
シャンパーニュの製造過程での二酸化炭素排出量の約24%は、ボトルの製造に起因しています。軽量化されたボトルは、ガラスの使用量を減らすことで環境負荷を削減することができ、約4%の軽減を実現します。加えて、輸送時の燃料費用も抑えられ、エネルギー消費の削減にも寄与します。
目指す未来
メゾン・テルモンのCEO、ルドヴィック・ドゥ・プレシ氏は、この800グラムボトルの開発がシャンパーニュ業界におけるエコデザインの新たな基準となることを期待しています。環境負荷の軽減を目指し、2050年までにはネットポジティブを達成するため、さまざまな取り組みを進めていく姿勢を示しています。また、ヴェラリア社のピエール=アンリ・デポルト社長も、この耐圧テストを通じてシャンパーニュボトルの未来が示されたと強調しています。
メゾン・テルモンの歴史
1912年に創業したメゾン・テルモンは、フランス・シャンパーニュ地方のエペルネ近郊に位置しています。シャンパーニュ暴動の歴史を背負いながら、家族経営を続けてきたこのメゾンは、品質を保ちながら持続可能な製品を提供することに努めています。先代からの理念を受け継ぎ、現在は4代目のベルトラン・ロピタル氏が責任者を務め、地球環境を大切にしたシャンパーニュ造りを行っています。
結論
持続可能なシャンパーニュ造りの先駆者として、テルモンは新たなボトルの軽量化に成功し、今後も環境保護に貢献していく方針です。これらの取り組みは、高品質なシャンパーニュの提供を可能にしつつ、自然環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。今後のテルモンの進化に注目です。