日本最大級CFOフォーラムがオンラインで開催！企業価値向上に向けた最新戦略を徹底解説

日本最大級CFOフォーラムがオンラインで幕を開ける

2023年12月12日～14日、一般社団法人日本CFO協会主催による「第23回CFOフォーラム・ジャパン2023」がオンラインで開催されました。本フォーラムは、日本を代表する経理・財務エグゼクティブが集結する日本最大級のイベントとして知られ、今年はZOOMを活用したオンライン形式での開催となりました。

多様なセッションが企業価値向上を徹底解剖

3日間にわたるフォーラムでは、基調講演やパネルディスカッション、セッションなど、多岐にわたるプログラムが展開されました。

初日には、一般社団法人日本CFO協会理事長である小口正範氏によるオープニングに始まり、株式会社ニコン取締役専務執行役員CFOの徳成旨亮氏による基調講演「企業価値向上とCFOの役割～「CFO思考」とアニマルスピリッツ～」では、企業価値向上におけるCFOの戦略的な役割と、変化への対応について鋭い洞察が提示されました。

続くセッションでは、グローバルファイナンス組織の現状や、非財務価値の顕在化によるESG経営への取り組みなどが議論され、デジタル化の進展が企業経営に与える影響について活発な意見交換が行われました。また、高まるコーポレート機能の重要性に関するパネルディスカッションでは、第一線の経営者らがそれぞれの知見を共有し、活気あふれる議論が展開されました。

2日目は、企業の持続可能性やROICマネジメントといった、現代企業が直面する重要な経営課題に関する基調講演が行われました。変化の激しい時代を生き抜くための戦略や、企業価値を向上させるための具体的な手法が示され、参加者たちは熱心に耳を傾けていました。さらに、データプラットフォームの活用や、経理部門におけるDX推進に向けた議論など、実践的な内容も盛り込まれていました。

最終日には、日本企業におけるFP&A機能の現状と課題、コーポレートガバナンスの進化、次世代経営人材育成といった、将来を見据えた重要なテーマが取り上げられました。特に、サステナブルなグループ経営の実践や、未成年者に対する性加害問題に関わるガバナンスコードに関する講演は、企業の社会的な責任を果たすための重要な示唆を与えてくれました。

充実のプログラムと活発な議論

本フォーラムでは、企業価値向上、ESG経営、DX、人材育成など、現代のCFOが直面する多様な課題が網羅的に取り上げられ、各分野の第一人者による講演やパネルディスカッションを通じて、参加者は多くの刺激と学びを得ることができたのではないでしょうか。

日本CFO協会の活動

本フォーラムを主催した一般社団法人日本CFO協会は、日本企業の経理・財務の高度化を目的とする非営利団体です。国際的な財務教育機関としての役割も担っており、会員向けの教育サービスや資格認定試験などを提供することで、企業の財務パフォーマンス向上に貢献しています。会員数は個人会員と法人会員を合わせて7,127名にも及び、その影響力は計り知れません。