オンラインでの建築基準適合判定資格者登録手数料改定について

国土交通省の発表によると、令和7年11月14日に閣議決定された「建築基準法施行令の一部を改正する政令」により、建築基準適合判定資格者と構造計算適合判定資格者の登録手数料がオンライン申請の場合に見直されることが明らかになりました。背景として、デジタル社会の実現に向けた重点計画に基づき、国家資格による情報の連携を強化し、手続きのオンライン化を進めることが挙げられています。

1. 改定の背景

建築基準適合判定資格者および構造計算適合判定資格者の登録申請等は、令和6年6月21日の閣議決定で、オンライン化された手続きの一つに位置づけられました。2023年12月1日からは、国家資格等情報連携・活用システムを活用したオンラインでの申請受付が始まります。この新しいプロセスにより、従来の紙申請に比べて作業時間が短縮され、より効率的に手続きを進められるようになるのです。

2. 政令の概要

新たに定められた手数料額は以下の通りです。オンライン申請の場合、建築基準適合判定資格者の登録手数料は13,000円、構造計算適合判定資格者は10,000円に設定されました。これは、従来の紙申請の場合の金額（それぞれ15,000円、12,000円）よりも見直された結果となります。具体的なオンライン申請の方法については、さらに詳しい情報が提供されているため、各自で確認することが推奨されます。

3. スケジュール

この新しい手数料体系は、令和7年11月19日（月）に公布され、12月1日（月）から施行される予定です。この改定に伴い、建築基準適合判定資格者及び構造計算適合判定資格者は、オンラインによる迅速な手続きが可能となり、業務効率が大幅に向上するでしょう。

4. お問い合わせ

新たな手数料制度に関する問い合わせは、国土交通省の住宅局建築指導課まで連絡をすることができます。各查询ごとに専門の担当者が配置されており、具体的な質問にも対応しています。電話番号は、03-5253-8111（内線39520、39539）です。

このようなデジタル化の進展は、今後もさらに進んでいくことが予想され、利便性の向上に寄与することが期待されています。今後の展開に注視しつつ、オンライン手続きの利用を積極的に推進していくことが求められるでしょう。