Artec 3D、新型全自動卓上型3Dスキャナ「Micro II」を発表！

Artec 3Dが新型3Dスキャナ「Micro II」を発表

Artec 3Dが全自動卓上型3Dスキャナ「Micro II」を発売しました。この新しいスキャナは、5ミクロンという極めて高い精度で小型オブジェクトをスキャンできることが特徴です。特に、リバースエンジニアリングや品質検査、法医学など、多彩な産業分野での利用が期待されています。

精度と再現性の向上

「Micro II」は、前モデル「Micro」の2倍の精度を誇り、5ミクロン（0.005mm）の精度を提供します。これは特に質の高いスキャンが求められる場面で重要です。同一オブジェクトのスキャンで得られるデータの一貫性が証明されており、スキャン毎の誤差は2ミクロン未満です。ISO認証（ISO12836）も取得しており、信頼性は非常に高いでしょう。

拡張された視野とサイズ対応

このスキャナは、従来モデルと比べて18.5倍の体積を持つオブジェクトをキャプチャできるようになりました。対象となるオブジェクトのサイズは最大20 × 20 × 15 cmまで対応しています。「Micro II」は、これまで以上に幅広い用途やニーズに応える製品へと進化しています。

ワンクリックで簡単操作

Artec 3Dの新しい「Micro II」は、自動化が進んでおり、一度のクリックでスキャンを開始できます。この全自動ワークフローは、時間を大幅に短縮し、確実なスキャンをサポートします。Artec Studioというソフトウェアとの組み合わせにより、スキャンデータの取得がさらに迅速になります。

未来に向けた技術革新

最高技術責任者のグレブ・グーセヴ氏によれば、Artec Studioの優れたアルゴリズムを使用することで、スキャニングも理想的な位置に自動で配置され、全ての面からのオブジェクトを効率的にキャプチャすることができるといいます。これは、新たなスキャニング体験を提供し、多くのプロフェッショナルの期待に応えるものでしょう。

また、最新のソフトウェア「Artec Studio 18」を利用することで、迅速かつ簡単に検査やリバースエンジニアリングを行え、CADソフトウェアへのエクスポートも可能です。これにより、より実用的なワークフローが実現されます。