生成AIソリューション
2024-08-13 08:54:31

エクサウィザーズとNTT Com、生成AIソリューション共同展開の新たな挑戦

エクサウィザーズとNTT Comが生成AIソリューションを共同展開



株式会社エクサウィザーズ(以下、エクサウィザーズ)とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、AI開発環境「exaBase Studio」を用いて、日本語処理に強い大規模言語モデル「tsuzumi」に基づく新たな生成AIソリューションの開発を開始しました。この取り組みは、顧客向けに高品質で迅速なソリューションを提案し、両社の協力によって実現されます。

tsuzumiの持つ利点



tsuzumiは、日本語処理に優れた軽量なモデルであり、電力コストを抑えられることが大きな特徴です。また、高いセキュリティ性能と柔軟なカスタマイズ性を備えているため、企業の多様なニーズにも対応可能です。エクサウィザーズは、このモデルを活用するパートナーとして、その機能を最大限に引き出し、さまざまな顧客向けソリューションの構築に力を入れています。

従業員満足度向上のためのソリューション



今回、両社が共同で取り組むのは、社内問い合わせに対するシステムの開発です。特に注目されているのは、ドキュメント連携を可能にする「RAG(Retrieval Augmented Generation)」技術です。この技術を活用することで、顧客からの問い合わせに対する応答の品質を大幅に向上させることが期待されています。

エクサウィザーズの「exaBase Studio」を用いることで、開発者はアプリケーションの雛形となるテンプレートを利用し、さまざまな機能を迅速かつ高品質に実装することが可能です。今年5月には、RAGOpsという新機能を発表し、業務に関連する文書との連携を通じた問い合わせの回答品質向上に取り組んでいます。

ソリューションの具体的な提供内容



初めての取り組みとして、RAGOpsのtsuzumi対応のソリューションに成功し、既に複数の顧客に提供・運用が進められています。今後は、両社が共同で新たなソリューションの開発を進めていく方針です。エクサウィザーズは、法人向けのChatGPT「exaBase 生成AI」や、生成AIを活用したビジネスロールプレイングを提供する「exaBase ロープレ」など、他の生成AIプロダクトの提供も行っており、NTT Comの顧客への提供や、tsuzumiとの連携も進めていく予定です。

exaBase Studioの特長



exaBase Studioは、社内外のAIモデルやサービス、データを組み合わせてAIソフトウェアを開発するための環境です。直感的なUIを通じて、エンジニア以外の利用者も巻き込めるオープンな設計が可能で、開発プロセスが大きく効率化されます。この環境では、アジャイル型の内製開発が支援され、「動くものを触りながら改善する」という手法が取られています。

このように、エクサウィザーズとNTT Comの共同展開は、生成AI技術を活用した新たなソリューションの提供に向けた大きな一歩です。両社は今後もさらなる技術革新を追求し、顧客満足度の向上に寄与していくことが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社エクサウィザーズ
住所
東京都港区芝浦4丁目2−8住友不動産三田ツインビル東館5階
電話番号

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