山口智史（RADWIMPS）の新ソロツアーが横浜で開催決定！

山口智史（RADWIMPS）の特別なソロツアーが横浜で実現

2025年8月、神奈川県の新横浜NEW SIDE BEACH!!において、山口智史氏のソロツアー『The Past Can Be Changed - Talk and VXD live performance-』が開催されることが決まりました。これは、横浜アリーナが協力する形で実現する特別なイベントです。

山口氏は、RADWIMPSのドラマーとして知られていますが、筋肉の強張りにより身体のコントロールができなくなる“ミュージシャンズ・ジストニア”を発症し、2015年から活動を休止していました。彼の活動が休止されてから約10年間、慶應義塾大学の藤井進也准教授との共同研究を行い、ジストニア克服に向けた取り組みを続けてきました。

この度のツアーは、彼の努力が実を結び、初のソロ・ツアーとして大きな注目を集め、すでに完売となるほどの人気を得ています。そのため、横浜アリーナとの協力のもとに追加公演も設けられました。

VXD技術の魅力

今回のツアーの特徴は、ヤマハと慶應義塾大学による共同研究で開発された新技術「VXD」を用いる点です。この技術は、声を使ってドラムを操作することを可能にします。2024年末に行われた研究発表会で、山口氏はこの技術を駆使して演奏を行い、観客に大きな感動を与えました。

山口氏は、この新たな手法を通じて音楽の楽しさを体験し、その感動を共有する場としてライヴ・ハウスを選びました。彼が育った横浜アリーナの地で、ファンとともに新たな音楽の喜びを分かち合うことを強く望んでいるのです。

山口氏のルーツとこれから

横浜市港北区出身である山口氏は、中学生時代からこの地で育まれ、スタジオやライブハウスに出入りしていました。横浜アリーナで開催された「YOKOHAMA HIGHSCHOOLMUSIC FESTIVAL」にも出演した経験があり、新横浜は彼にとって特別な場所です。今回の公演で彼がドラムを演奏し、どのように心を込めて音を響かせるのか、その演奏は彼の原点を感じさせ、多くのファンに深い感動を与えることでしょう。

また、この取り組みは、同じ病気に苦しむミュージシャンたちにとって希望の光となる可能性を秘めています。山口氏の活動は、彼らに勇気を与え、様々な障壁に直面している人々にインスピレーションを与えることでしょう。