Kaggle Master誕生
2025-03-27 16:22:19

三菱電機の研究者が「Kaggle Competitions Master」に輝く

三菱電機株式会社の先端技術総合研究所に所属する上田健詞研究者が、世界的なAIコンペティションプラットフォーム「Kaggle」において、その名誉ある称号「Kaggle Competitions Master」を授与されました。この称号は、Kaggleのコンペティションで金メダル1個と銀メダル以上を含む合計3個のメダルを獲得した者に与えられるもので、上田の数々の努力と成果が認められた証です。

Kaggleは、企業や政府機関が設定した課題に対して、参加者が数理最適化や機械学習を駆使して解決策を提案する形式のコンペティションです。参加者は成績に応じてメダルを獲得し、その通算数に基づいて称号が授与されます。科学技術が進化する中、AIやデータサイエンスの領域は益々重要な役割を果たし、その中での競争はますます激化しています。

上田は、日々行っている研究開発や豊富な経験を活かし、社内外のメンバーと協力しながらKaggleのコンペに挑戦してきました。その成果として、2023年に開催された「Santa 2023 - The Polytope Permutation Puzzle」では、1054チーム中29位という素晴らしい成績で銀メダルを獲得しました。さらに、AIの抽象的推論力を競う「ARC Prize 2024」においては、1427チーム中10位で金メダルを獲得し、2024年の「Santa 2024 - The Perplexity Permutation Puzzle」でも1514チーム中28位で再び銀メダルを獲得するなど、数々の成果を収めています。

さらに、CPUやメモリ制限のある環境でのチェスAIの強さを競う「FIDE & Google Efficient Chess AI Challenge」にも参加し、1120チーム中43位という成績で銀メダルを手にしました。

上田は受賞に際し、「『Kaggle Competitions Master』を授与いただき大変嬉しく思います。これまでのチームの協力に感謝し、今後もコンペティションに楽しみながら挑むことでスキルを磨き、当社の様々な事業における社会課題の解決に貢献していきたい」と語っています。

三菱電機は、物理モデルやシミュレーション技術、コンパクトなAIを活用し、保守や製造においてユーザーのニーズに応えるAIエージェントの開発を進めています。このような強みを活かし、研究開発の推進を図る中で、上田をはじめとする優れたAIエンジニアたちの技術力が結集されることで、より革新的な技術が生まれることが期待されています。

三菱電機グループは、社会や環境を豊かにしつつ事業を発展させる「トレード・オン」を進め、持続可能な社会の実現を目指しています。デジタル基盤「Serendie®」を活用し、集約したデータを分析することで新たな価値を創造し、社会課題の解決に寄与しています。本年も連結売上高は5兆2,579億円に達し、100年以上の歴史を持つ企業として、さらなる技術革新を続けていく所存です。


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会社情報

会社名
三菱電機株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル
電話番号
03-3218-2111

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