愛知県立犬山総合高等学校がobniz Boardを採用
愛知県の犬山総合高等学校が、株式会社obnizが開発したIoT開発ボード「obniz Board」を2024年度の教材として導入しました。この取り組みは、生徒にプログラミングや電子工作の知識を身につけさせることを目的とし、地域との関わりを持った探究学習の一環として行われています。
obniz Boardの特長
「obniz Board」は、IoTの実験や開発を行うための豊富な機能を備えたボードで、その扱いやすさから多くの教育機関や教室で教材に選ばれています。このボードの最大の魅力は、初めてIoT工作に挑戦する学生でも理解しやすく設計されている点です。
ボードはWi-Fi接続が可能で、プログラミングの難易度を気にせず簡単に操作できるブロックプログラムも用意されています。これにより、プログラミングの経験がない生徒でも気軽にIoTプロジェクトを始められるのが特徴です。さらに、JavaScriptを用いたテキストベースのプログラミングにも対応しており、より高度な学習も可能です。
地域貢献を考えた学習
犬山総合高校では、生徒が自ら課題を発見し、調査し、解決策を見つける学習を重視しています。特にobniz Boardを活用した授業では、学んだ知識をどのように地域に還元できるのかを議論しながら主体的に取り組む姿勢が求められます。地域の市役所や企業、さらには大学との連携も強化しており、実践的な学習を通じて「今、そしてこれから必要とされる力」を育むことを目指しています。
教員のコメント
犬山総合高校の教員は、「obniz Boardをプログラミング学習の道具としてだけでなく、社会課題解決のためのツールとして利用してほしい」と話し、地域貢献に対する期待を寄せています。生徒たちは、技術的なスキルを磨くとともに、地域社会への理解を深める機会を得ています。
特色あるカリキュラム
犬山総合高校のカリキュラムは、リベラルアーツ、ビジネス・イノベーション、デジタル・イノベーションの3つの学問領域を基盤としています。生徒は自分の興味や進路希望に応じて科目を選び、専門的な知識と技術を身につけることができます。これにより、個々の生徒が自立した学びを実現するための環境が整っています。
株式会社obnizのビジョン
株式会社obnizは、IoTの分野で多彩なスマートデバイスを開発しています。同社の製品は、さまざまな教育現場で活用され、技術革新を支援し続けています。今回の犬山総合高校への「obniz Board」の導入も、その一環として、次世代の技術者を育成するための重要なステップです。
まとめ
愛知県立犬山総合高等学校におけるobniz Boardの教材採用は、地域貢献や探究学習の重要性を体現した取り組みです。この新しい学びの場が、未来を担う生徒たちにどのような成果をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。