株式会社東邦システムサイエンスとランドコンピュータ、業務提携を締結しDX推進を加速

株式会社東邦システムサイエンスと株式会社ランドコンピュータが業務提携

東京都文京区に本社を構える株式会社東邦システムサイエンス（TSS）と、東京都港区に本社のある株式会社ランドコンピュータ（R&D）が、戦略的な業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携により、両社はそれぞれの専門分野を融合させ、顧客に対するデジタルトランスフォーメーション（DX）推進の能力を向上させることを目指しています。

DXの進展と業務提携の背景

近年、デジタルトランスフォーメーションの重要性がますます高まり、競争力の強化に向けたIT活用が求められています。従来のIT技術や知見だけではなく、より高度な業務知見や開発力が必須とされています。この背景の中、TSSとR&Dの業務提携は、双方の強みを生かすことで、より質の高いソリューションを提供する狙いがあります。

TSSは、金融を中心に通信、公共、製造、流通、放送といった多くの業界での情報システム構築に貢献してきました。特に生損保分野での豊富な経験と実績を有し、アジャイル開発など、高度な開発スタイルを得意としています。これに対してR&Dは、学校法人を起源としており、「こころできまる」を企業理念に、システムインテグレーションやインフラソリューションなどの安定した基盤の上に、ローコード開発やクラウドシフトなどの先進技術の導入を進めています。

業務提携による具体的な取り組み

この業務提携に基づいて、TSSとR&Dは以下のような具体的な取り組みを進めていく方針です。

1. 市場拡大

両社の顧客基盤や製品を最大限に活用し、新規市場を開拓するためのマーケティング活動を展開します。これにより営業力を強化し、より多くの顧客に門戸を開きます。

2. 新サービスの創出と品質向上

ロボティクスや生成AIといった新たな技術を共有し、新しいサービスを創出することを目指します。また、プロジェクト管理の手法やソフトウェア品質管理の手法を共有することで、効率性や品質のさらなる向上を図ります。

3. 人材交流の促進

両社のエンジニアが相互に交流し、DXに適したスキルを持つ優秀な人材の育成を加速させることが期待されています。両社の強みを結集することで、育成の面においても大きな効果が期待されます。

この提携を通じて、50年以上の歴史を持つTSSとR&Dは、それぞれの得意領域を強化し、顧客に対して質の高いサービスを提供し続けることで、社会全体の発展にも貢献していく所存です。