ロロ・ピアーナの新たな冒険
ロロ・ピアーナは、2025-2026年秋冬シーズンに向けて、マリオ・ソレンティによる魅力的な広告キャンペーンをスタートしました。7月10日より展開されるこのキャンペーンでは、特別で親密なアーティストの邸宅を舞台に、芸術の活力を感じさせる作品が生まれます。この物語は、ブラジルのカサ・デ・カノアスで撮影されたキャンペーンに始まり、その美しい自然と前衛的な建築の融合が、ロロ・ピアーナの精神を映し出します。
アーティストの生活を描く
今回の広告キャンペーンは、フランスのアーティスト、ジャン・コクトーが暮らした邸宅を舞台に、その豊かな生活を描写します。美しい自然光が差し込む中、エレガントで快適なライフスタイルを過ごす家族の絆が際立つビジュアルが展開されます。衣服は自然な形で表現され、少しの遊び心が加えられています。
マリオ・ソレンティは、「独自の芸術的遺産を持つ魅惑的なヴィラ・サント・ソスピールは、ロロ・ピアーナの2025-2026年秋冬キャンペーンの撮影に理想的でした。コレクションのエレガンスと心地よさが、フォルム、色彩、質感の流れで表現されています。」と述べています。
コクトーの邸宅と新コレクション
コクトーの邸宅、ヴィラ・サント・ソスピールは、その芸術的な歴史において特別な存在です。パブロ・ピカソやアンリ・マティスなどの著名アーティストが集った場所であり、ただの撮影地ではありません。ロロ・ピアーナの新コレクションは、この場所を通じて芸術とファッションの美しいシナジーを生み出します。コクトーの絵画的な要素が、コレクションのテーマである“追憶”を自然に織り交ぜています。
日常に美をもたらす
ビジュアルデザインにもこだわりが見られ、コクトーが10年かけて手がけたフリーハンドの壁画は、屋外のギャラリーのようなような魅力を放っています。複雑なデザインの窓や、暖炉の上に取り付けられたアートは、ロロ・ピアーナのファッションを際立たせ、自然の中での生活が持つ豊かさを伝えます。
モデルたちは自然体で邸宅が持つ美しさとコレクションを体現します。アリックス・ブトー、レオン・デイム、ロン・リーなどのモデルが、各部屋を自在に移動し、コクトーのアートと見事に融合しています。
このキャンペーンは、ただのファッションを超えた文化的な体験を与えてくれます。ロロ・ピアーナが提案するのは、旅の中での発見や美しさ、日常を特別にする瞬間です。新たりコレクションは、自然との調和を深め、持続可能で心地よいライフスタイルを追求する願いが込められています。
結論
ロロ・ピアーナの2025-2026秋冬コレクションは、“The Way We Were(追憶:あの頃の私たち)”というテーマを通じて、永続性や自らのルーツを考察する美しいアプローチです。ファッションを超えたアートとしての価値を再認識させてくれる本キャンペーンは、我々に新たな視点を与えてくれることでしょう。芸術、建築、ファッションが互いに交わるこの新しいイメージは、職人技と時間をかけた美の創造の素晴らしさを称賛しています。
Photographer: Mario Sorrenti
Stylist: Aleksandra Woroniecka
Creative direction: Atelier Franck Durand
Video Direction: Luca Werner
Hair: Damien Boissinot / Make- up: Hiromi Ueda
Models: Alix Bouthors @Apparence Agency, Leon Dame @Viva London, Long Li @BON Model Management, Awar Odhiang @ Mode Models International, Binx Walton @Next Models
Location: Villa Santo Sospir, Jean Cocteau, South of France – ©️ADAGP-Comité Jean Cocteau