モバイルオーダー『funfo』
2025-07-29 11:24:57

飲食店のモバイルオーダーをシンプルにする『funfo』が追加資金調達

飲食店の業務を変革する『funfo』



最近、株式会社ジェネシア・ベンチャーズが飲食店向けのモバイルオーダーアプリ『funfo』に対し追加出資を行った。これは、同社が運用するGenesia Venture Fund 3号(GV-3)を通じて実施されたもので、シリーズAラウンドへの投資は今後のさらなる事業成長に大きく寄与することが期待されている。

『funfo』の魅力



『funfo』は、中小規模の飲食店を対象に開発されたアプリで、手軽に導入可能なモバイルオーダー&POSサービスを提供している。操作が簡単で直感的なUI/UXを採用しており、セフルサービスをスムーズに行える。また、決済機能を搭載し、顧客との接点を強化するための機能も充実している。

特筆すべきは、契約不要かつ基本機能が無料で使えるフリーミアムモデルを採用している点だ。低コストで導入を試すことができ、飲食店オーナーにとっては魅力的な選択肢となっている。アプリのインストールのみで、POSレジやハンディ端末、キッチンディスプレイシステム、プリンターなどがスムーズに連携できる仕組みを提供しているため、多様な業態の飲食店にも最適だ。

多彩な機能とデータ活用



『funfo』はモバイルオーダー機能以外にも、自動化されたLINE連携の顧客管理機能(CRM)を搭載しており、飲食店はマーケティング活動や経営判断をデータに基づいて効率的に行える。さらに、AIによるデータ分析機能を活用することにより、経営判断の精度向上にも寄与している。2025年2月時点で、実に6,000店舗以上で活用されているという。

新たなサービス展開



今回調達した資金は、さらなる飲食シーンへの対応と顧客価値の向上を図るために活用される予定だ。具体的には、「セルフチェックアウト」機能の提供や、POSを「Point of Sales」から「Point of Service」へ進化させるための機能強化が計画されている。

加えて、飲食店の集客や消費者のニーズに応える新サービス、『food app』の展開も予定されている。このサービスは、事前購入型のグルメチケットサイトで、2025年6月から本格的にスタートする。それにより、インフルエンサーとの連携を通じて新しい顧客接点を創出し、飲食店の集客力を向上させることを目指す。

今後の展望



ファンフォは、『人と食をつなぐ』という理念を掲げ、モバイルオーダーの普及を通じて飲食店が抱えるさまざまな課題を解決することに注力している。顧客体験の向上と店舗オペレーションの効率化を支援し、飲食インフラの新しい形を目指す道筋が徐々に描かれつつある。

ジェネシア・ベンチャーズのInvestment Managerである水谷航己氏も、この取り組みについて「アジアNo.1のリーディングカンパニーを目指すための重要なステップ」と述べており、ファンフォの未来には非常に大きな期待が寄せられている。今後の展開から目が離せない。


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会社情報

会社名
株式会社ジェネシア・ベンチャーズ
住所
東京都渋谷区道玄坂1-10−5渋谷プレイス3F Orbit Shibuya内
電話番号

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