ホンダトレーディングとスカイディスクが共同出展する自動車技術展の全貌とは

世界最大級の自動車技術展「AUTOMOTIVE WORLD 2026」

2026年、東京ビッグサイトでの開催が予定されている「AUTOMOTIVE WORLD 2026」。ここでは、ホンダトレーディングとスカイディスクが共同出展し、製造業における最新の技術革新を紹介する。両社の連携によって生まれる新たなソリューションは、特に中小企業や自治体のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援するものになる。

出展内容の概要

ホンダトレーディングの鉄鋼事業部と、東京ガスグループの一員であるスカイディスクは、2016年に設立された企業で、AI技術を活用した生産管理ソリューション「最適ワークス」を中心に展示を行う。このサービスでは、製造業の生産計画を自動的に立案し、可視化することができ、生産効率の大幅な向上が期待されている。

「最適ワークス」は、シンプルな操作でマスターデータの登録や更新が行え、日々の生産計画も容易に作成できるため、製造現場の効率を劇的に改善する。これにより、PDCAサイクルの活用が進み、データの精度も高まる。

AI技術と現場の融合

ホンダトレーディングが持つグローバルな鉄鋼事業での現場知見と、スカイディスクが誇るAI技術を融合することによって、製造業の競争力を強化し、顕在化しているさまざまな課題を解決することができる。出展ブースでは、実際に「最適ワークス」をデモ形式で体験できるほか、成功事例や導入実績についての説明も行われる。

実証実験の成果を披露

注目すべきは、インドにある「Rajasthan Prime Steel Processing Center Pvt. Ltd.」で実施された実証実験の成果だ。この実験を通じて、AIによる生産計画がどのように業務をサポートするのか、実際のデータの基に示される。

さらに、現場課題の解決についての個別相談も受け付けており、例えば「計画立案の属人化」「納期遅延」など、業界内で特に重要とされる問題へのアプローチも行う。