FSXが誇る革新技術「VB」の魅力に迫る開発者インタビュー
FSX株式会社は、年間1.4億本のポケットおしぼりを製造・販売している企業です。2020年の新型コロナウイルス流行に伴い、衛生面に特化した技術革新を追求する中で誕生したのが、基幹技術ブランド「VB」です。この技術は、日本の大学との共同研究によって生まれ、抗ウイルス・抗菌の機能を持つという特長を持っています。
「おしぼり」の新たな役割
ポケットおしぼりは、ただの雑貨ではなく、心のサービスとして進化しています。FSXの代表、藤波克之社長は、「おしぼりは物ではなく、心を通わせる手段である」と語ります。衛生面における新しい取り組みが、文化的な価値をも持つのです。おしぼりは外出先での重要な衛生アイテムとして、その価値が高まっています。
新型コロナウイルスの影響が広がる中、FSXはダイヤモンドプリンセス号への「VBおしぼり」の提供を行い、さらに生産能力を2倍に増強するなど、需要に応じた迅速な対応を取っています。これにより、FSXの「VB」は急速に市場での認知度を高め、多くの人々に利用されています。
VBからVB-COSMEへ
「VB」が成功を収める中、FSXは新たな挑戦を始めます。それが「VB-COSME-」です。これは、既存の「VB」をさらに進化させた製品であり、化粧品としての位置づけも持っています。藤波社長は、「おしぼりの新しい常識を作りたい」という強い思いを抱いています。
実際の開発においても、医薬品の研究から派生した技術活用の可能性が議論されました。理学博士の団克昭氏と藤波社長の対談でも、VBの技術が化粧品にも展開される重要性が語られました。つまり、VBはただの衛生技術ではなく、広範な応用が可能な技術へと進化するのです。
持続可能性と未来
藤波社長は、「非常時だけでなく、持続可能な形で成長していくことが重要」とも語っています。市場のニーズが一時的なものでなく、常に求められる存在としての「おしぼり」を目指しています。特に、化粧品としての展開が進む中で、人々のライフスタイルに寄り添った新しい利用法を創造していく意義が強調されています。これにより、伝統的な「おしぼり」を現代のニーズに合わせて生かすことが可能になります。
「VB」は単なる商品ではなく、FSXの文化の一部として位置づけられ、工場でも新しい生産方法が取り入れられています。これからの展望として、FSXは「おしぼり」をグローバルな文化に育て上げることを視野に入れており、世界中で「Oshibori」として受け入れられる未来を掲げています。おしぼりの可能性は、今まさに広がりを見せています。
さらなる進化を期待して
今後の展開について、団克昭氏は「VBもVB-COSME-も、進化の余地がある」と語り、両者にさらなる改良を加えていく可能性を示唆しています。FSXが掲げる「持続可能な成長」と「新たな技術革新」に期待が高まります。これからもFSXはおしぼりを通じて、私たちの生活を豊かにしていくことでしょう。インタビュー記事の詳細は、
ポケしぼ通信をぜひご覧ください。
まとめ
FSXの「VB」技術は、単なる衛生アイテムから、文化的な存在へと進化を遂げています。これまでの可能性を超えて、未来の市場でどのように展開されていくのか、私たちも注目していきたいところです。