薬剤耐性対策推進月間が始まる!
日本政府は毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」と定め、全国的な啓発活動を展開しています。AMRは、微生物が抗菌薬に対して抵抗力を持つようになる現象で、世界中の公衆衛生にとって大きな脅威となっています。2024年度もこの月に合わせて、さまざまな啓発キャンペーンを実施し、多くの人々に薬剤耐性の問題を知ってもらうことを目指しています。
AMR臨床リファレンスセンターの取り組み
AMR臨床リファレンスセンターでは、薬剤耐性問題に対する取り組みを続けています。これには、啓発活動、研究、教育プログラムなどが含まれており、毎年の推進月間には特別な施策を行っています。特に、人気のTVアニメ「はたらく細胞」とのコラボレーションは、多くの人に「薬剤耐性」への関心を引きつけるきっかけとなります。
「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」の公募
今年は第8回となる「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」の公募もスタートしました。11月1日から募集が始まり、抗菌薬に対する身近な「あるある」をテーマとした川柳を募集しています。薬剤耐性に対する理解を深めるためには、身近な行動の重要性を認識することが不可欠です。例えば、風邪の際に抗菌薬を服用しても効果がないという知識は、多くの人が誤解しているポイントといえます。
このキャンペーンは、薬剤耐性についての正しい知識を広めると同時に、楽しく参加できる機会を提供します。
姫路市の取り組み
さらに、姫路市の役所でも「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」に関連するロビー展が開催されます。姫路市は2022年に「AMR対策推進のまち」としての宣言を行って以来、地域内での認識向上に向けた取り組みを進めています。
このロビー展では、アニメ「はたらく細胞」を起用したポスター展示や啓発ツールの配布が行われ、この重要なテーマについての情報提供がなされます。開催期間は2024年11月1日から30日まで、姫路市役所の市民ロビーにて行われます。
お問い合わせ
展覧会に関する詳細や参加方法は、姫路市健康福祉局の地域医療課までお問い合わせください。電話番号は079-221-2399です。
この薬剤耐性(AMR)対策推進月間を通じて、より多くの人々がこの重要な問題に対する理解を深めてくれることを願っています。