大学生の就活支援
2024-12-20 11:36:30

大学生の就活支援に関する調査結果から見える今後のキャリア形成

大学生の就活支援に関する調査結果



近年、大学生の就職活動における支援体制が注目を集めています。特にキャリアセンターの利用状況や学生の期待値に関する調査結果が発表され、多くの学生がキャリアセンターを活用していることが分かりました。株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリアが共同で運営する「dodaキャンパス」が行った調査によると、大学2年生と3年生、さらには修士1年生を対象にした調査で、約50.8%の学生がキャリアセンターを利用していると答えました。

キャリアセンターの活用状況



調査結果では、特に「履歴書や面接のアドバイス」が最も多く利用されており、38.4%の学生がこの目的でキャリアセンターを活用しています。また、33.3%は「就活やインターンシップの相談」を行っていることが明らかになりました。全体の約6割が「進路・就活ガイダンス」を利用したことがあり、今後も「就活対策」を希望する声が強いことも注目に値します。

一方、キャリアセンターの利用頻度は多様で、「1カ月に1回程度」と回答した学生が22.7%、さらに「2、3カ月に1回程度」や「不定期」と答えた学生も多くいます。これに対し、キャリアセンターを利用しない理由として、「活用方法がわからない」との意見が35.9%を占めています。

学生が求める評価ポイント



就職活動を行う学生が企業に評価して欲しいポイントに関しては、「人柄や性格」の評価を求める声が80.3%と圧倒的です。さらに、46.4%は「志望企業への熱意」、27.7%は「汎用的なスキル」を評価してもらいたいとのこと。この傾向は、大学別に実施された調査とも一致しており、学生の期待と企業へのアピールポイントが把握できる結果となりました。

キャリア意識の変化



また、「dodaキャンパス」が実施した別の調査によれば、就活本番期に相談したい相手として「キャリアセンター職員」が2位にランクインしています。これは、学生が自身の進路について真剣に考えている証拠とも言えます。最近では多くの大学が低学年からキャリア観を醸成するためのプログラムを増やしており、学生は自らのキャリア形成を早期から考えるようになっています。

今後に向けて



これらの調査結果は、学生がキャリアセンターをどのように活用し、自分自身のキャリアをどのように形成しているかについての重要な示唆を与えています。学生一人ひとりが自身のキャリアをしっかりと把握し、必要な情報を得るためにキャリアセンターを最大限活用することが求められています。また、大学側もキャリアセンターの利用促進のための取り組みを強化する必要があります。その結果、学生が納得感のある就職活動を行うことができ、企業とのマッチングがより円滑に進むことでしょう。

まとめ



この調査によって示されたことは、学生が自らのキャリアに対して高い意識を持つようになっている一方で、キャリアセンターの利用においてはまだ課題が存在することが浮き彫りになりました。大学キャリアセンターが学生のキャリア形成に寄与するためには、情報提供や支援内容の見直しが求められています。今後の展開に目が離せません。


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パーソルキャリア株式会社
住所
東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー21階
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