第61回全国児童才能開発コンテストの入賞者発表
公益財団法人才能開発教育研究財団が主催する第61回全国児童才能開発コンテストが盛況に終了しました。このコンテストは、作文、図画、科学の3部門で実施され、全国から多数の応募がありました。その中から入賞者と優秀作品が選ばれ、公式ホームページで発表されました。
応募状況と審査員
今年度は、児童たちの自由な発想と独創性が求められ、合計14,351点の応募がありました。特に図画部門では、低学年と高学年に分かれてそれぞれの素晴らしい作品が揃いました。審査は、著名なアーティストや教育者が行い、審査員は絵本画家の黒井健氏、東京造形大学の小林貴史教授、そして美術家の田窪恭治氏など、業界を代表する方々が顔を揃えました。
作品紹介:図画部門
【低学年の部】
受賞者:奥井千暁さん(富山県立山町立立山中央小学校2年)
作品名:『ゆめのあるすし』
奥井さんの作品は、色鮮やかで夢のあるお寿司の世界が描かれています。子供の視点から見た楽しい食文化の表現が評価されました。
【高学年の部】
受賞者:松橋仁奈さん(滋賀県大津市立南郷小学校4年)
作品名:『虫と花』
松橋さんの作品は、微細な虫と花の生態系を描写しており、自然への理解と愛情が感じられます。
作品紹介:作文部門
【低学年の部】
受賞者:東村萌さん(カナダオタワ補習校3年)
作品名:『君の未来は私が作るよ』
カナダ在住の東村さんは、自身の日本への訪問を通じてドラえもんの小説への憧れを語り、いつか作家になりたいという夢を描きました。
【高学年の部】
受賞者:野坂莉里さん(福井県福井大学教育学部附属義務教育学校6年)
作品名:『ありがとう、さようなら』
祖父を亡くした経験を元に、後悔のない生き方を誓う力強いメッセージが込められた作品です。
作品紹介:科学部門
【低学年の部】
受賞者:中山桃嘉さん(富山県富山大学教育学部附属小学校3年)
作品名:『暑い夏を乗り切ろう!体のクールダウン大作戦!』
中山さんの研究は、夏の暑さを乗り越えるための方法を科学的に探求したもので、実用的なアイデアが盛り込まれています。
【高学年の部】
受賞者:八並伸之介さん(長野県岡谷市立長地小学校5年)
作品名:『蚕と天蚕を死なせずに絹糸を取る方法を考える』
科学的アプローチを用いて、持続可能な生産方法を模索した作品が評価されました。
受賞式と今後
文部科学大臣賞の授与式は2025年2月に行われ、受賞者には賞状やトロフィーが贈られます。また、受賞者の在籍校にも奨励賞が授与され、さらなる教育への支援が行われます。このコンテストを通じて、未来の才能が育まれることを期待しています。
詳しい情報は、
才能力開発教育研究財団の公式サイトをご覧ください。