再生医療の新たなプラットフォームへ集まれ!
再生医療は、現代医学において急速に進展している領域であり、さまざまな分野の専門家が集まるプラットフォームが必要とされています。これを受けて、2019年10月14日(月・祝)に東京の芝浦工業大学豊洲キャンパスにて、「第14回NCRM NICHE」が開催されます。今回のイベントでは、再生医療の最前線で活躍する著名な医学者による特別講演が行われ、一般の方々にも無料でご参加いただけます。特に、学生や研究者など、未来の再生医療を担う若い世代の方々にとって、貴重な学びの機会となるでしょう。
イベントの概要
イベントは、以下のプログラムを予定しています。
1.
特別講演「iPS細胞技術を用いた血小板 大規模製造」
講師:江藤 浩之氏(京都大学)
講演時間:10:35~11:35
今回の講演では、iPS細胞を用いた新たな血小板の大量生産技術について説明があります。献血者の不足が懸念される中、自己複製が可能な巨核球を誘導する新技術が紹介され、医療現場での応用の可能性が探られます。
2.
特別講演「多能性幹細胞を用いたヒトβ細胞発生のモデリング」
講師:Dr. Maria Cristina Nostro(トロント大学)
講演時間:15:20~16:20
ヒト多能性幹細胞からインスリンを生成する機能的β細胞を作り出す研究がテーマです。1型糖尿病治療法開発に向けた二つの課題に焦点を当て、その解決策を提案します。
3.
特別講演「再生医療とアンチエイジングのための幹細胞」
講師:Dr. Jurgen Hescheler(ケルン大学)
講演時間:16:20~17:20
幹細胞研究が21世紀医学に与える影響について、心血管疾患やパーキンソン病、糖尿病などの治療効果を探る内容となっており、基盤研究の重要性が強調されます。
4.
江戸川ニッシュ賞授賞式上映会
時間:17:20~17:50
今年の江戸川ニッシュ賞は、がん免疫療法の研究で進展を見せているスティーブン・ローゼンバーグ氏に授与されます。授賞式の模様を上映し、彼の貢献について知ることができます。
参加方法とお申込み
参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。定員は300名で、定員に達し次第、受付を終了します。参加希望の方は、以下のウェブサイトまたはメールにて申し込むことができます。
また、当日は東京メトロ有楽町線「豊洲駅」から徒歩7分の場所にある芝浦工業大学豊洲キャンパスで行われます。公共交通機関を利用してください。
最後に
再生医療の分野は、これからの医学にとって重要な位置を占めると期待されています。「第14回NCRM NICHE」は、そうした未来を担う人々が集まり、知識を深め合う絶好の機会です。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。参加者同士の交流が新たな発見や共同研究につながるかもしれません。