日本の良いところを小中学生が語る
2023年7月17日、ニフティ株式会社が「ニフティキッズ」にて実施したアンケート調査の結果が発表されました。対象は小中学生で、1,242人からの回答を基に「日本の良いところ」を探る興味深い調査です。
食べ物のおいしさが1位
調査では、約50%の子どもたちが「日本の良いところ」として「食べ物がおいしい」を挙げました。この結果は、好まれる食文化が日本の魅力の一部であることを示しています。特に、海外の人に勧めたい食べ物としては「お寿司」が圧倒的な1位を獲得しました。
次いで、多くの回答を得た食べ物には「和菓子」や「ラーメン」、「たこ焼き」など、日本ならではの料理が並びます。このように、子どもたちが誇りに思う日本の食文化は、国内外問わず評価されているのです。
観光スポットに対する意見
また、海外からの観光客におすすめしたい東京の観光地について尋ねると、人気の高い東京スカイツリーや東京タワーが上位に入りました。高さからの美しい景色やライトアップされた夜の景観をぜひ体感してほしいとの思いが反映されています。
日本の都道府県の魅力
小中学生が選ぶ「おすすめの都道府県」では、東京や京都といった歴史的な地域が人気を集めています。他にも北海道や沖縄、大阪も支持されており、観光名所の多様性が感じられる結果となりました。
海外渡航経験について
調査の結果、わずか20%の小中学生が海外旅行の経験があると回答しました。渡航経験者からは、海外の人々がフレンドリーであることや、街並みの美しさに感動した声が寄せられました。一方で、「言語が通じない」「トイレが汚い」といった海外での不便も指摘されています。
海外文化への興味と不安
また、58%の子どもたちが海外に住みたいと考えた経験がある一方、トイレや衛生面に関する不満も見受けられました。このように、子どもたちの中には異文化に対する憧れと同時に、実際の生活の不安を感じている声が多くありました。
SNSでの情報共有が鍵
子どもたちは、テレビやYouTubeを通じて海外の情報を得ていることが多いようです。SNSを活用した情報発信が、日本の魅力をより広める手段として重要視されています。「アニメ文化をもっと広めたい」といった意見もあり、子どもたちは自身の文化が他国でどう受け入れられるかに興味を持っています。
日本を好きになってもらうために
調査の最後に、海外の人々に日本をもっと好きになってもらうための方法として、SNSでの発信やアニメ文化の隆盛を提案する声が上がりました。「このままでいい」との意見もある中で、もっと広く日本の良さを伝えたり、生活環境を整備したりすることが大切だとする考えもあります。
日本の子どもたちが語る日本の魅力は、単に美味しい食べ物だけでなく、文化や人々との交流の中で育まれるものです。今後の日本の文化発信に大いに期待が寄せられます。