山梨市とバイウィルの連携協定
山梨県山梨市は、この度、環境分野での新たな取り組みとして、株式会社バイウィルと「カーボンニュートラルの取組に関する連携協定」を結びました。この協定は、カーボンニュートラルの実現を目指すもので、両者が協力し合い、持続可能な社会を築く基盤を整えることを目的としています。
締結式の実施
この重要な締結式は、2023年12月9日に山梨市役所で行われました。バイウィルの代表取締役社長である下村雄一郎氏と、山梨市長の高木晴雄氏が出席し、今後の協力の範囲を確認しました。そして、彼らはそれぞれの役割を果たし、地域におけるカーボンニュートラルの目標達成に向けた戦略を考えました。
協定の内容
この連携協定に基づき、山梨市とバイウィルは以下の取り組みに協力して参ります。
1.
環境価値に関する情報提供:現状の調査とデータ、環境保護に向けたノウハウを共有します。
2.
新たなビジネスモデルの創出:環境価値を基にしたビジネスの開発を行い、新しい市場を開拓します。
3.
その他の協力:両者が協議し必要と認められた施策について、協力を進めます。このような具体的な協議により、協定が効果的に運用されることが期待されます。
カーボンニュートラル宣言の背景
山梨市は、2021年に2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を宣言しています。これは、山梨県および地域の全市町村と共に進められる壮大なプロジェクトであり、地域の公共施設における再生可能エネルギーの導入など多岐にわたる施策が行われています。今回のバイウィルとの協定は、その一環として特にJ-クレジットの創出と流通に焦点を当てています。
J-クレジットの役割
J-クレジットとは、企業が実施する環境に優しい取り組みを評価するための認証制度です。具体的には、省エネ設備の導入や再生可能エネルギーを活用することで得られる二酸化炭素の削減量を権利として認証し、それを売却することで資金を得ることができます。これにより企業は、得られた資金を他の環境改善活動に再投資することが可能となります。
今後の展望
今後、山梨市とバイウィルは力を合わせてJ-クレジット創出プロジェクトに取り組みます。具体的には、LED設備の導入から始め、その後、さまざまな方法でのクレジット創出を検討していく予定です。そして、地域企業を優先し、地産地消の観点から地域の脱炭素化を推進します。
会社概要
山梨市
- - 代表者:市長 高木晴雄
- - 所在地:山梨県山梨市小原西843
- - 公式HP
株式会社バイウィル
- - 代表者:代表取締役社長 下村雄一郎
- - 所在地:東京都中央区日本橋2-3-21 群馬ビル6階
- - 事業内容:環境価値創出支援、環境価値売買、脱炭素コンサルティング、ブランドコンサルティング
- - 公式HP
地域の未来を見据えた取り組みに、両者の協力がどのような環境改善をもたらすのか、今後の展開が注目されます。