LINE活用でデジタル化する大木町のタクシー利用者登録証の取り組み

LINEで進化する大木町のタクシー利用者登録証

福岡県大木町が2025年から新たな交通サービスを導入します。デマンド乗合タクシー「大木のりあい号」がその中心ですが、住民の利便性向上と行政の業務効率化を目指すデジタル化も進んでいます。トランスコスモスとtranscosmos online communicationsが提供するのは、LINE公式アカウントを活用した利用者登録証機能です。

1. デマンド乗合タクシーの背景と必要性

大木町では、公共交通機関の空白地域が多く、住民の移動手段が常に問題視されています。買い物や通院に便利な移動手段を確保するため、住民が気軽に利用できる定額の乗合タクシーサービスが待望されていました。この「大木のりあい号」は、事前予約制で町内を移動できる特性を持ちつつ、2025年8月からの試験運行が予定されています。

2. LINE公式アカウントでのデジタル化

この新しいサービスに合わせ、「KANAMETO」というデジタル会員証機能が導入されます。利用者は、大木町LINE公式アカウントに登録し、チャットボットの指示に従って必要事項を入力するだけで、簡単に利用者登録を行えます。後日、利用者番号と登録証がLINEで通知され、これによってスマートフォン一つで関連情報の管理が完結します。

利用者登録証を表示する手順

1. 大木町LINE公式アカウントを開く。
2. チャットボットに案内される登録フォームを起動。
3. 必要な情報を入力して申請する。
4. 登録完了後はリッチメニューから会員証画面へアクセス。

初回は利用者番号と誕生日を使って証明できますが、2回目以降はこの情報が不要です。これにより、タクシーの乗務員に提示する際も簡単かつスムーズに行えます。