新分析ラボ開設
2025-04-24 13:40:17

日本空調サービス、新拠点の開設で分析能力を大幅強化へ

日本空調サービスが新たに開設する分析拠点



日本空調サービス株式会社(本社:名古屋市)は、測定分析・研究開発部門を強化するために、名古屋市南区にある技術・研修センター内に新たな分析ラボを開設することを発表しました。約2.3億円を投資して広さを従来の3倍に拡張。この新ラボは2025年5月1日から業務を開始します。

高まり続けるニーズに対応



現代社会では、医療、環境、産業の各分野において高度な分析技術が求められています。とりわけ医療分野では、放射線を利用した診断技術の進化が進んでおり、最新のがん治療に使用される放射性医薬品の安全性を確保するため、厳格な放射線管理が必要となっています。

また、産業分野では、労働安全衛生法の改正に伴い、様々な化学物質に対するリスクアセスメントの実施が求められています。大気汚染問題を背景に、環境や公衆衛生の分野でも高精度な分析技術が重要視されています。しかし、従来の施設はスペースの制約から、最新の設備導入が難しかったのが現状でした。

このような社会的な要請に応えるため、日本空調サービスは環境管理部の機能を拡張し、分析能力の向上を目指します。この新しい施設の開設により、顧客や社会全体の安全を確保しつつ、技術の発展にも寄与できる体制を強化します。

新施設のスペック


  • - 場所:名古屋市南区港東通1-2-1
  • - アクセス:名鉄大江駅から徒歩6分
  • - ラボ面積:約490㎡(従来の約3倍)
  • - 投資額:約2.3億円

環境管理部の役割



新ラボでは、以下の業務が中心となります:
  • - 微生物検査やレジオネラ属菌検査
  • - 放射線作業従事者への漏洩線量測定
  • - 作業環境及び異物検査
  • - 空中放射性物質や排水中の放射性物質の測定
  • - 新技術の研究開発

先進的な測定能力



特に注目すべきは、放射性物質分析能力の拡充です。新施設では、3台のゲルマニウム半導体検出器を導入し、微量の放射性物質を精密に測定できる体制を整えました。加えて、最新の化学分析機器も導入し、従来見送られていた分析が可能になります。

また、PCR検査室を設置し、微生物検査に関して迅速な報告ができる体制にも力を入れています。これにより、医療機関や食品業界など高い衛生基準が求められる場での信頼性も高まります。

未来に向けたビジョン



日本空調サービスは、既存の研究に加え、大学との連携を深めながら新たなイノベーションを目指します。特にPM2.5に関する共同研究を進め、放射線測定、精密化学分析、微生物解析などの技術を活用して、複合的な社会課題に取り組む取り組みが期待されています。

この新しいラボの開設は、持続可能な社会の実現を目指す日本空調サービスにとって重要な一歩です。将来的には、環境負荷の軽減や人々の健康・安全向上にも寄与する技術の開発を計画しており、より良い社会を目指して活動を続けていきます。

お問合せ先
日本空調サービス株式会社 経営企画部
お問い合わせフォーム

会社概要
  • - 設立:1964年4月
  • - 事業内容:建物設備のメンテナンス、設備・環境診断、ソリューション提案
  • - 住所:名古屋市名東区照が丘239番2
公式ホームページ


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会社情報

会社名
日本空調サービス株式会社
住所
愛知県名古屋市名東区照が丘239-2
電話番号
052-773-2511

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