2026年新春公演『新春を寿ぐ雅楽』子どもたちの舞も披露！

新春を彩る舞楽『太平楽』全編上演

多度雅楽会が主催する新春イベント『新春公演（新春を寿ぐ雅楽）2026』が、2026年1月18日（日）に東京都江東区の豊洲シビックセンターホールで開催される。この公演では、地域の子どもたちによる伝統舞や、最高格式の舞楽『太平楽』が全篇披露される予定だ。

新春公演の概要

この公演は、雅楽の素晴らしさを広め、地元の子どもたちに古典舞を伝えることを目的としている。2026年は、多度雅楽会が子どもたちに舞を伝える活動を始めて20年目の節目でもあり、特別な公演となる。チケットは現在、カンフェティで販売中で、価格は2,000円（税込）だ。

演目内容

公演は二部構成となっており、第一部では地元の子供たちの舞が披露される。彼らが演じるのは、鳥の舞「迦陵頻」と龍の舞「納曽利」。

- 鳥の舞「迦陵頻」: 仏教と共に伝来し、極楽浄土に住む鳥の鳴き声を表現したもの。金冠に桜の飾りをつけた四人の舞人が、華麗な管楽器の音楽に合わせ、優雅に舞い上がる。
- 龍の舞「納曽利」: 祭りや行事の邪気を払う舞として知られ、雌雄の龍が戯れる姿が見どころで、音楽にのって動く二人の舞人が印象的だ。

第二部は、太平楽の上演が行われる。これは祝賀の舞として宮中での儀式にも使用される格式高いもので、古代甲冑姿の舞人たちが登場し、華やかな金装飾の中での演技が楽しめる。舞楽のストーリーは「序破急」の組曲形式で、音楽と舞が一体となった迫力あるパフォーマンスだ。

太平楽の魅力

太平楽はその格式から、天皇即位の慶祝行事の舞楽としても知られる。地域の文化や伝統を重んじ、多度雅楽会は古代から続く舞楽を次世代へと受け継ぐ大切な役目を担っている。バラエティに富んだ演目の数々は、観客に感動と思い出をもたらすことでしょう。

公演に向け、同会は過去数回にわたり太平楽の復興に励んできた背景がある。こうした活動は、江東区や三重県桑名との交流も促進し、文化の継承を強調する重要な機会となる。