ヤマトサンショウウオ産卵成功
2026-03-06 10:45:58

琵琶湖博物館でヤマトサンショウウオの初産卵に成功!希少種の繁殖展がスタート

琵琶湖博物館でのヤマトサンショウウオの初産卵



琵琶湖博物館が新たな成果を上げました。滋賀県の絶滅危惧種であるヤマトサンショウウオの繁殖に、ついに成功しました。小型のこの両生類は、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。

この度の産卵では、自然繁殖環境を再現するため、屋外のバックヤードに専用の繁殖用水槽が設けられました。2月12日に確認された産卵は、博物館の飼育担当者が試行錯誤を重ねた結果、実現したものです。この成功を受け、博物館では特別展示「びわ博生まれヤマトサンショウウオの幼体」を3月10日から開催することが決まりました。

展示内容と期間



展示では、ヤマトサンショウウオの卵から幼生、そして幼体へと成長していくさまざまなステージを観察することが可能です。特に注目すべきは、卵膜の中での発育過程や、エラのある幼生としての期間です。この期間は、ウーパールーパーで知られるように、彼らの成長において非常に重要なステージです。

展示会は2026年6月28日(日)まで行われる予定で、休館日を除けば連日開催されます。開館時間は9:30から17:00までで、入館は16:00まで受け付けています。入場には常設展示の観覧料が必要です。

ヤマトサンショウウオの生態



ヤマトサンショウウオは、近畿地方の山間部に主に生息しており、日中は枯れ草の影で隠れて生活しています。特に産卵時期(2月から3月)になると、水の流れがほとんどない場所に集まり、卵を産み落とします。実際に卵から孵化した後は、水中でエラを持つ幼生期を経て、約6月頃にはエラが消失し、幼体として地上に上陸します。

当館では、2019年からこの希少種を守り、保護増殖センターで生息域外保全に取り組んできました。自然環境の保全についてもアプローチを試み、ヤマトサンショウウオの成体の生体展示は2024年度から予定されています。また、株式会社ダイフクとの共同プロジェクトで、幼生の期間限定展示も予定しており、来館者には成体と共に観察する機会を提供します。

まとめ



この度の産卵成功は、琵琶湖博物館にとって一大ニュースとなり、希少なヤマトサンショウウオの生態を学ぶための貴重な機会を提供します。繁殖から成長までの過程を直接体感できる展示を通じて、観覧者が環境保全について考えるきっかけになることを期待しています。希少種やその生息環境についての理解が深まることを願い、皆様のご来館をお待ちしております。


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会社情報

会社名
滋賀県立琵琶湖博物館
住所
滋賀県草津市下物町1091番地
電話番号
077-568-4811

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