NINZIAがフードテックカンファレンスで新しい防災食を提案

NINZIAが提案する新たな防災食の形

2025年10月24日、NINZIAが虎ノ門のSustainable Food Museumにて、『超防災食モーニング（激辛カレー編）』を開催することが発表されました。このイベントは、日本最大級のフードテックカンファレンス『SKS JAPAN 2025』の関連催しとして行われ、特製の『完全植物性激辛BOSAIカレー』が提供されます。この取り組みは、持続可能な防災食の普及を目指しており、実際に試食を交えながら議論を深める場となります。

フードテックの未来への一歩

近年、ESGやBCP（事業継続計画）の重要性が増す中、自治体の防災食備蓄の多くが消費期限切れで廃棄されるという問題が浮上しています。NINZIAが実施した調査によれば、「防災食は美味しくない」と感じている人が49%を占めるなど、美味しさと保存性に関する課題が顕在化しています。これを受けて、NINZIAは植物性の素材を用いた新しい防災食の形を提案することが求められています。

とりわけ、NINZIAが展開する『NINZIA BOSAI』は、災害時だけでなく日常の食事としても利用可能な『フェーズフリー食品』を取り揃えています。動物性油脂を使用せず、植物性にすることで、常温でも脂が固まらず、求められる機能と満足感を両立しています。この新しいアプローチは、社食や学食としても活用できるため、自然なストック管理が促進されます。

Sustainable Food Museumの役割

Sustainable Food Museumは、東京都港区の新虎エリアに位置し、食をテーマにすることで様々な社会課題の解決を目指す施設です。この場所は、企業や地域が集まり、新たな価値を創造するための交流とイノベーションの場として機能しています。NINZIAのイベントが行われることで、来場者は新しい防災食の可能性を感じることができるでしょう。

SKS JAPAN 2025について

SKS JAPAN 2025は、食とテクノロジーの融合をテーマにしたイベントです。このイベントは、さまざまな業界からの参加者を招き、業界の垣根を越えた交流が促されます。2025年10月23日から25日の開催で、オンラインとオフラインのハイブリッド型で行われる予定です。

NINZIAの取り組み

NINZIAは、植物性食品の可能性を広げるために、さまざまな技術開発を行っています。特に蒟蒻を利用した『NINZIA PASTE』は、次世代の蒟蒻素材として期待されています。この素材は、血糖値への影響を抑える機能性を有し、高い衛生基準を満たしながらも、楽しい食体験を提供します。

このように、NINZIAは新たな防災食の形を提案することで、食文化を進化させ、未来の食の在り方を再構築する試みを行っています。イベントを通じて多くの人が関心を寄せ、その食べる楽しみを再発見することを期待しています。

私たちが食べ物を選ぶ理由は、単に栄養を摂取するためだけではなく、経験としての楽しさを求めるからです。NINZIAの取り組みは、誰もが楽しめる食の世界の実現へと繋がることでしょう。