Scene株式会社が新たなAIを発表
東京都渋谷区に本社を置くScene株式会社が、製造業を対象とした最新のAIアシスタント機能「Scene AI」の無料ベータ版ユーザーを募集しています。Sceneは「革新者を力づけ、物理世界の変革を加速する」というミッションのもと、独自のAIワークスペース「Scene Workspace」を開発・提供しており、今回の「Scene AI」もその一環として登場しました。
Scene AIとは
Scene AIは、社内に散在する膨大な情報を收集し、集約することで、担当者が必要な情報を瞬時に把握できるようサポートします。従来の方法では、各部署ごとに情報を探し回る必要がありましたが、Scene AIを活用することで、優秀なベテランに直接尋ねるような利便性を実現します。具体的には、次のような利点があります。
- - 生産性の改善: 瞬時に必要な情報を集約し、主要業務にさらに注力できるよう支援。
- - 過去の成果の再利用: 他部署や担当者の成果を再利用することで、同じ作業を繰り返さないように。
- - 品質とリードタイムの改善: 過去のトラブルやベテランの知見を活用して、同じ間違いを繰り返さない。
Scene AIの特長
Scene AIの主な機能には以下の特徴があります:
1.
自然言語検索
ユーザーがキーワードの組み合わせではなく、自然な言葉で質問することが可能です。例えば、「現在、自動車ディスクブレーキの量産移行判定会の準備中ですが、品証の要求に応えるために過去の開発で行ったことを教えてください。」といった具体的な質問にも対応できます。
2.
情報ソースからの集約
Scene AIは、関連するファイルのみを提示するのではなく、複数の情報ソースを横断して探し、必要なポイントを抽出して回答を生成します。生成された回答には注釈として情報源が提示されるため、根拠が確認可能です。3Dデータも含め、あらゆる情報にアクセスできます。
3.
詳細把握とアクセスの容易さ
誰が、いつ、どこに情報を格納したのかを詳細に把握することで、その情報の有効性を判断しやすくなっています。
Scene AIと他のAIとの違い
Scene株式会社は、製造業に特化した3Dデータ活用の最新技術と豊富な実績を持っており、他のAIソリューションとは一線を画します。3D CADデータを利用した設計レビューソリューション「Issues」や3Dアニメーション制作の「3D Docs」を通じ、製造データの取り扱いに精通しています。この新しいAIソリューションは、業界で先駆的な事例となることが期待されています。
Scene AIの利用希望者へ
Scene AIに興味のある方は、以下の弊社問い合わせフォームからお申し込みください。「β版利用希望」と記載してください。
問い合わせフォーム
利用開始は2025年4月中を予定しています。特別なデータ加工も不要で、簡単に始めることができます。
デモンストレーションと展示会情報
Scene株式会社では、デモンストレーションも行っており、展示会でも当機能を紹介します。
- - 第10回 設計・製造ソリューション展 (名古屋)
- 会期: 2025年4月9日(水)~4月11日(金)
- 会場: ポートメッセなごや
- 会期: 2025年5月14日(水)~5月16日(金)
- 会場: インテックス大阪
ぜひお立ち寄りいただき、実際の「Scene AI」を体験してみてください。