薬局業界のDX加速を実現するフルセルフ精算機の登場

薬局業界の新たな一歩：フルセルフ精算機「P-CUBE」

2025年に登場予定の「P-CUBE フルセルフレジオプション」は、薬局業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）を加速させる注目の新商品です。株式会社EMシステムズが開発したこの製品は、保険薬局用コンピュータ（レセコン）との連携を通じて、会計業務を自動化し、薬剤師を本来の業務に集中させるのをサポートします。

背景：薬局が抱える業務課題

近年、薬局業界は人手不足や診療報酬の改定といった厳しい経営環境に直面しています。国が推進する「患者のための薬局ビジョン」の下、薬剤師には対物業務から対人業務への転換が求められ、より高い専門性が期待されています。しかし、多くの薬局では日常的な会計業務や精算業務に多くの時間を取られており、患者へのサービス向上や専門知識を活かす機会が失われています。

「P-CUBEフルセルフレジオプション」の特長

1. ### スタッフを会計業務から解放
「P-CUBEフルセルフレジオプション」は、患者自身が会計を完了できる仕組みを提供します。これにより、薬剤師や事務員は精算業務から完全に解放され、大幅な業務時間の削減が可能に。患者とのコミュニケーションや服薬指導に集中できるようになることで、専門性を最大限に活かすことができます。

2. ### ヒューマンエラーの撲滅と衛生面の向上
自動化された会計システムは、入力ミスや釣銭間違いといったヒューマンエラーを排除し、患者からの信頼性を向上させます。さらに、非接触型の会計方式は、衛生面でも安心を提供し、感染症対策にも寄与します。

3. ### スマートな管理業務
国内で広く使用されている標準規格NSIPS®を介して、レセコンとの連携がシームレスに行われます。これにより、会計金額が自動表示され、二度打ちの必要がなくなります。また、リアルタイムでの未収金管理も可能へと進化し、業務の効率化が期待されます。

4. ### 戦略的な価格設定
製造元の寺岡精工は、業界内でのトップシェアを誇り、その規模を活かして高機能な精算機を低価格で提供します。これにより、DX推進の障害となる導入コストを大幅に抑え、多様な規模の薬局が導入しやすい環境を整えます。

5. ### キャッシュレス決済への対応
「P-CUBEフルセルフレジオプション」は、EMシステムズグループのキャッシュレス決済サービス「チョキペイ」を標準搭載。低コストでの決済手数料で薬局の会計をサポートします。