南京の漫画中国プロジェクト
2019-11-05 13:02:28

南京で開催された漫画中国プロジェクトが絵画文化を世界に発信する

南京でマンガ文化の新たな交流を



2019年11月1日、古都南京の老門東地区で「漫画中国・クリエイティブシティ世界的著名芸術家誘致計画」である第二回漫画中国プロジェクトの開会式が行われました。このイベントは中国外文局人民中国雑誌社が中心となり、南京市人民政府新聞弁公室と共催で進めている国際的な文化交流の場です。

開会式には、著名なクリエイターたちが日本と中国から参加し、計8人が揃いました。参加者たちには漫画界の重鎮、高橋良輔、有馬啓太郎、池原しげと、宇田川純男、ブンブンに加え、中国のクリエイターも参画しています。

この漫画中国プロジェクトは、世界中のクリエイターを中国に招待し、現地の文化や景観を体験しながら、独自の漫画やイラスト作品を制作することを目指しています。第一回が開催されたのは今年の5月、第二回の今回も「平和・文化・革新」というテーマを掲げ、南京の魅力を視覚的に発信するためのクリエイティブな試みが行われます。

高橋良輔氏は開会式で、南京の印象について述べ、「古代と現代が交差する文化的な都市である」と感銘を受けた感想を語りました。彼は南京で様々なインスピレーションを得たとし、今後の中国と日本の文化交流への期待感を表現しました。

さらに、開会式では前回のプロジェクトから生まれた作品が紹介され、各クリエイターの独特な視点や生き生きとした筆づかいが来場者の関心を呼びました。参加クリエイターたちは、自分たちの作品を通じて南京の魅力を伝えていくことを約束しました。

南京宣伝部の副部長、彭振剛氏は出席者に「都市パスポート」と呼ばれる特別なアイテムを手渡しました。このパスポートは、南京市が国際的なクリエイターたちとの連携を強化し、さらなる発展を目指す意思を象徴しています。

このプロジェクトは11月5日まで続き、期間中にクリエイターたちは南京の観光地や文化遺産、博物館、美術館、現代建築などを訪問し、様々な作品を制作します。これらの作品は、協力して巡回展が行われ、世界中で南京の魅力をより広めることが期待されています。

漫画中国プロジェクトを通じて、作品が国境を越えて文化を伝える手段となり、中国と日本の関係を深める新たな一歩となることを願っています。

会社情報

会社名
人民中国雑誌社
住所
中国北京西城区百万荘大街24号
電話番号

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