和歌山市消防職員が全国消防長会で優れた提案を発表
和歌山市消防職員が出場した意見発表会
令和7年度全国消防長会東近畿支部消防職員意見発表会が奈良県で開催され、和歌山市の北消防署から岩橋昌司副士長が出場しました。この大会は、富山、石川、福井、滋賀、京都、奈良、和歌山の消防職員が参加し、職務での体験や業務に対する提言を発表する場です。このように、多くの地域から選ばれた職員が集まり、消防業務の課題を議論する場として注目されています。
岩橋副士長は、昨年10月の和歌県下消防職員意見発表会で最優秀賞を受賞した実績を引き下げ、今回の東近畿支部意見発表会へ挑みました。発表のテーマは「タコは電気」で、火災の主な原因とされる要素を表しています。この提案は、たばこ、こんろ、配線設備、電気機器という火災の主要な原因を頭文字にしたもので、その周知を通じて火災発生の抑制を図ろうという意図が込められています。
発表会には、一般審査員と消防長からなる厳正な審査員が参加し、発表内容や表現力が評価されました。岩橋副士長は、自らの教職経験を生かし、わかりやすく訴えかける発表を行いました。その結果としては、見事入賞を果たしました。
岩橋副士長は、発表後に充実した経験だったと語り、自分の限界を感じながらも多くの刺激を受けたことを強調しました。「全国大会に行けなかったのは本当に悔しいですが、他の消防本部の方向性や提言を聞くことができ、大変勉強になりました。今後もこの経験を生かし、更なるスキルアップを目指して精進していきます」とのコメントも伝えられました。
これからの消防業務への影響
岩橋副士長の発表内容は、今後の消防活動においても非常に重要なテーマとなるでしょう。火災が発生する主な原因を明確にし、それを防止するための取り組みは、今後の消防活動の重要な要素として、全ての消防職員に周知される必要があります。特に、若い世代の指導や教育が、今後の消防活動のスムーズな実施に繋がると言えます。
このように、岩橋副士長の努力とその発表は、地域の消防活動をより一層の向上へと導く契機になると期待されます。地域住民の安全を守るため、今後もその活動には目が離せません。