新たな顧客体験を提供するキャラクタープラットフォーム
このたび、第一生命と株式会社Capexは「キャラクタープラットフォーム」を活用したビジネス実証(PoB)の第2弾を開始しました。これにより、エンドユーザーとのコミュニケーションがより身近で親しみやすくなることを目指しています。具体的には、アバターを用いた対話システム「ICHI-to-Chat」が導入され、顧客に新たな体験を提供することが期待されます。
デジタル化が進む保険業界
保険業界では、これまで対面営業が重要視されてきましたが、デジタル技術の進展や消費者のライフスタイルの変化によって、オンラインでの情報提供の必要性が高まっています。特に営業人員による新規顧客開拓は一つの障壁となっています。対面での営業活動に対するプレッシャーを感じるお客様も増えており、この問題を解決するために第一生命とCapexは連携しています。
ICHI-to-Chatの仕組みと効果
「ICHI-to-Chat」では、アバターがユーザーとの自然な会話をサポートし、潜在顧客の心理的な抵抗感を軽減することに貢献しています。会話は雑談形式で進行し、利用者が保険やライフプランについて理解を深める手助けをします。また、資料請求への誘導もスムーズに行えるように設計されています。加えて、今回のPoBでは生成AIの活用により、テキストベースのチャットボットを超えたさらなる自然な対話を実現しました。
過去の取り組みと今後の展望
本取り組みは2022年からスタートし、さまざまなモニター調査や利用拡大を経て、2024年にはより多くの顧客に対応できる環境を整備する予定です。また、保険資料請求におけるWebページへの誘導も導入予定であり、デジタルマーケティングの新たなチャネルとしての有効性を示しています。
今後も第一生命とCapexは、実データの活用や法規制の適合性について検証を継続し、顧客体験の質を向上させる取り組みを進めていく意向です。
株式会社Capexのビジョン
Capexは「AIコミュニケーションを世界中に普及し、人類の機能を拡張する」というビジョンのもと、マーケティングやセールスオートメーションの分野でAIを活用した先進的な取り組みを続けています。詳細情報や採用情報は公式ウェブサイトにて閲覧できます。これからの進展にも期待が寄せられています。