英国ケータハム、EVセブンの開発を発表！軽量EVで未来のドライビング体験を創造

英国ケータハム、電気自動車「EVセブン」で未来のドライビング体験を創造

英国のスポーツカーメーカー、ケータハムが、電気自動車（EV）の開発コンセプト「EVセブン」を発表し、大きな話題を呼んでいます。伝統のセブンモデルをベースに、最新のEV技術と軽量化設計を融合させたこの車両は、未来のドライビング体験を切り開く革新的な試みと言えるでしょう。

ケータハムのDNAを受け継ぐ軽量EV

ケータハムは、軽量でドライビングが楽しいスポーツカーとして長年愛されてきました。EVセブンも、この伝統をしっかりと受け継いでいます。ガソリン車と遜色のない、ドライバー重視の設計が大きな特徴です。開発においては、重量増を抑えることに重点が置かれ、ベース車両である市販のセブンと比べてわずか70kgの増加にとどまっています。総重量は700kg未満と非常に軽量で、軽快な走りを約束します。

20分走行、15分充電の驚異的な急速充電システム

EVセブンの大きな魅力の一つが、その急速充電システムです。20分間の走行後、15分間の充電で再び20分間の走行が可能という「20-15-20サーキット走行サイクル」を実現しています。これは、モータースポーツシーンでも十分に活用できる性能と言えるでしょう。このシステムは、51kWhの液浸冷却式バッテリーパックと、急速充電に対応した充電器の組み合わせによって実現しています。液浸冷却は、スーパーコンピューターなどの冷却にも使用される最先端技術で、バッテリーの劣化を防ぎ、寿命の延長にも貢献します。

高性能モーターと先進技術の融合

パワートレインには、スウィンドン・パワートレイン社と共同開発された専用E Axleを採用。240bhpという高い出力を発揮し、0-60mph加速は約4.0秒と、スポーツカーとしての性能も申し分ありません。また、リミテッド・スリップ・デファレンシャルやビルシュタイン製サスペンション、回生ブレーキなど、走行性能を高めるための様々な技術が搭載されています。

ケータハムCEOの言葉

ケータハムのCEO、ボブ・レイシュリー氏は、EVセブンの開発について次のように述べています。「私たちは、将来生産するEVモデルは、ケータハムのDNAである、軽量で、fun-to-drive、ドライバーに焦点を当てたものでなければなりません。このプロジェクトの主な目的は、従来のセブンに比べて乗客一人分の重量差しかない車両を開発することです。」