麻生塾が「タグ衛門」を導入し棚卸業務を大幅に効率化
福岡県福岡市に本社を構える学校法人麻生塾が、このたび株式会社ハイエレコンのRFID備品管理ソフト「タグ衛門」を導入し、運営効率を大きく向上させました。麻生塾は、教育機関として質の高いサービスを提供するとともに、最新の設備及び資源を管理しています。この背景には、教育における人材育成のニーズを的確に捉え、常に効率よく運営していく必要があるという現状があります。
背景
麻生塾では教育の質を高めるために、多くの備品を取り扱う必要があります。しかし、豊富な資源の管理には多くの手間がかかり、特に棚卸業務は一大イベントとして学校全体が動員されるほどの作業でした。従来は手作業による評価で、職員全体が集まり一週間かけても終わらないという非効率的な流れが続いていました。そこでRFID技術を導入するに至ったのです。
導入効果
1. 棚卸返却業務の工数大幅削減
「タグ衛門」導入後、麻生塾では棚卸業務の効率が劇的に改善されました。これまでの体制では、Excelの台帳から情報をもとに手作業でのチェックが行われ、教室の移動や実習器具の把握が難しく、多くの時間と労力を要していました。
新たに導入された「タグ衛門」では、RFIDタグにより、各教室を2名の職員で1日で正確に棚卸が完了します。また、行方不明の備品に関しても、検索機能で即座に見つけることができるため、棚卸の工数がなんと5分の1に削減されました!
2. 貸出・返却業務のデジタル化
教職員の機材貸し出しも大きな改革がありました。これまでは手書きの台帳で貸出の状況を管理していましたが、RFIDを用いた新しい方式に切り替わり、ペーパーレス化が進みました。この成果により、貸出状況の把握が容易になり、紛失や盗難のリスクが大幅に減少しています。
「タグ衛門」とは?
「タグ衛門」はハイエレコンが構築した、RFIDを利用した備品管理ソリューションです。主な機能としては、備品の持出しを監視する「タグ衛門Gate」、棚卸および物品検索機能を搭載した「タグ衛門Handy」が含まれています。これにより、備品管理の負担が軽減され、導入後即座に効率的な運営が可能となります。
麻生塾について
学校法人麻生塾は、1939年の設立以来、福岡県内に多くの専門学校を展開してきました。各種分野で特化した教育を提供し、正確さと実践力を重視したカリキュラムが支持されています。また、インターンシッププログラムや就職支援が充実していて、卒業生は各業界で高く評価されています。麻生塾は今後もこのような新たな技術を取り入れ、質の向上を目指していくでしょう。
まとめ
麻生塾の「タグ衛門」の導入は、教育機関における業務の効率化の典型例です。RFID技術を駆使したこのシステムは、教育の質の向上に寄与するだけでなく、無駄のない運営を実現しています。今後も麻生塾が技術革新を追求し続けることが期待されます。