AI対応データプラットフォーム
2025-10-15 13:48:41

NetAppがAI対応のエンタープライズグレードデータプラットフォームを発表

NetAppがAI対応のエンタープライズグレードデータプラットフォームを発表



2025年10月14日、インテリジェントデータインフラストラクチャ企業NetAppが、AI向けの新しいエンタープライズグレードデータプラットフォームを発表しました。この新たなプラットフォームには、NetApp AFXおよびNetApp AI Data Engineが含まれており、企業がAIを活用しやすくするための大きな力となります。これにより、企業はAIに適応し、エージェント型アプリケーションの導入を加速することができます。

新製品の概要


商品の中核をなすNetApp AFXは、データを柔軟に拡張可能なストレージシステムとして提供されます。これは、ディスアグリゲート型のNetApp ONTAPを基にしており、パフォーマンスと容量を分離した設計が特徴です。この新しい設計により、企業は効率的にリソースを活用し、必要に応じてシステムを拡張することが可能になります。

次に、NetApp AI Data Engineは、AIデータサービスを提供し、NVIDIA AI Data Platformとの統合を実現しています。これにより、企業はAIデータパイプラインを簡素かつ安全に管理することができ、単一のコントロールプレーンで運用できる環境が整います。これらの機能が組み合わさることで、高パフォーマンスのストレージとインテリジェントなデータサービスとの統合が可能となります。特にハイブリッドおよびマルチクラウド環境でのAIの活用を助け、RAG(Retrieval-Augmented Generation)や推論の導入を加速します。

AIワークロードの加速


NetApp AFXは、高度なAIワークロードに特化した、エンタープライズ対応のディスアグリゲート型オールフラッシュストレージになります。このシステムは、NVIDIA DGX SuperPODスーパーコンピューティングに認定されたストレージであり、業界をリードするストレージOSであるNetApp ONTAPを基盤にしています。これにより、数万のエンタープライズ顧客が信頼を寄せるエクサバイト規模のデータ管理を実現しています。

AFXの機能


AFxは最大128ノードでのリニア性能拡張を実現しており、毎秒テラバイトの帯域幅をサポートします。パフォーマンスと容量の独立したスケーリングが可能で、特にデータのリアルタイムカタログを実現するためのオプションのデータコントロールノードも備わっています。これにより、高度なデータ管理機能とサイバーセキュリティを組み合わせることが可能です。

AI Data Engine(AIDE)の役割


NetApp AI Data Engineは、データの取り込みから前処理、AIアプリケーションへの提供までを支援するサービスです。これにより、オンプレミスおよびクラウドを問わず、あらゆるデータにアクセスできるシンプルなソリューションを提供します。AIDEはデータ変更の自動検出や同期を行い、冗長なデータを排除することで常に最新のデータを維持します。

業界リーダーたちの声


NetAppの最高製品責任者であるSyam Nair氏は、新しいNetApp AFXシステムが企業のオンプレミスストレージにおいてAIによる革新を加速すると述べています。また、AIの導入におけるデータの重要性や、セキュリティとプライバシーを保つためのフレームワーク構築の必要性についても言及しています。

一方、NVIDIAのエンタープライズAI製品担当バイスプレジデントであるJustin Boitano氏は、信頼性が高く高性能なデータ基盤が、企業のAI活用を進めるために求められていると強調しています。この新しいNetAppのプラットフォームは、AIネイティブなストレージソリューションとして進化しており、企業のイノベーションに貢献することが期待されています。

結論


NetAppは30年以上にわたり、エンタープライズストレージの進化を続けてきました。最新のAIデータプラットフォームにより、顧客は効率的にデータを管理し、ビジネスの成長につなげる機会を得ることができます。NetAppの技術が、未来のデータ活用をどのように変えるのか、今後の展開に注目が集まります。

詳しい情報については、NetAppの公式ウェブサイトをチェックしてください。


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会社情報

会社名
ネットアップ合同会社
住所
東京都中央区京橋2-1-3京橋トラストタワー 9&10F
電話番号

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