新たな視点を提供する個展「Senses of Bonds」
2024年9月7日土曜日から10月2日水曜日まで、東京都中央区に位置する銀座 蔦屋書店内のFOAM CONTEMPORARYで、アーティストサトウリホミの個展「Senses of Bonds」が開催されます。この展覧会は「人はなぜ人を求めるのか」という普遍的な問いをテーマに据えています。
サトウリホミは、アートコレクティブ「GOLD WOOD ART WORKS」に所属し、ニューヨークを拠点に活動するアーティストです。彼女の作品は、女性の身体をテーマにしたコラージュやペインティングが特徴であり、古代の絵画からポルノ雑誌、そして現代のソーシャルメディアにまで及ぶ多種多様な情報源から集めたイメージを独自の視点で表現しています。サトウにとって、アート制作はアイデンティティの探求や社会の固定概念への問いかけの手段です。
彼女の作品は、絵具や写真、紙、布といった様々な素材を用い、デフォルメされたモチーフを実験的に組み合わせることで、日常生活に潜む不快感や怒りに向き合います。今回の展覧会では、同性カップルの結婚に対する思いを語った映像作品や、古代ローマの夫婦を描いたフレスコ画など非常に多様性に富んだ作品群が展示されます。
展示内容について
「Senses of Bonds」では、サトウが表現する人間関係の複雑さが視覚化され、人が他者との関係を求める理由とそれに伴う葛藤について深く掘り下げられています。展覧会の中心には、孤独を感じる人物や他者と触れ合う人物の姿があり、自己や他者との多様な関係性が描かれています。このテーマは、現代社会における人々のつながりのあり方や、結婚という形を持つ愛の在り方にも通じるものがあります。
イベント情報
開幕にあたる9月6日金曜日にはオープンレセプションが、9月7日土曜日からは作品の販売も開始されます。会期中には、以下のイベントも予定されています:
コラージュを使ったセルフポートレートを作成するワークショップが、9月7日土曜日14:00から開催されます。参加には事前の申し込みが必要で、材料として紙や布(古着など)を持参することが求められます。定員は約10名程度です。
9月15日日曜日の17:30から、サトウリホミと作家・キュレーターの丹原健翔氏によるトークイベントが行われます。こちらも参加は無料ですが、定員約20名のため事前の予約をお勧めします。
入場について
本展は入場無料で、営業時間は11:00から19:00までとなります。最終日の10月2日は18:00までの営業です。また、月曜日は定休日であり、特に9月16日と23日は祝日でも休廊となるので注意が必要です。
アートのある暮らしを提案する銀座 蔦屋書店において、サトウリホミが描く多様な人間関係の世界を体験できるこの貴重な機会をお見逃しなく!
詳しい情報は、銀座 蔦屋書店の特集ページをご覧ください:
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