高校受験における塾の費用は実感より高額！保護者の声

高校受験を控えた中学生の保護者たちが直面している「塾費用」に関する調査が発表され、多くの方が「高い」と感じている実態が浮き彫りになっています。合同会社プラスワンが運営する「塾探しの窓口」が実施したこの調査では、高校受験における塾の利用状況や費用に関する感覚について分析されています。

調査概要と結果

調査は2025年9月から10月にかけて行われ、521名の全国の保護者（男女、30代～50代）から有効回答を得ました。結果的に、塾の費用について「高い」と感じる保護者が全体の70％を超えることが分かりました。具体的には、次のような回答が寄せられています：

- 非常に高いと感じる：20.4％
- 高いと感じる：33.2％
- やや高いと感じる：23.2％
- どちらでもない：20.2％
- やや安いと感じる：2.3％
- 安いと感じる：0.2％
- 非常に安いと感じる：0.5％

この調査から見えるのは、教育サービスの追加コストが保護者の負担を増しているということです。塾にかかる費用には、授業料、特別講座、季節講習費など、多岐にわたる項目があります。

費用感の形態別分析

調査結果は、塾の形態によっても異なることが分かりました。具体的な費用感は以下の通りです：

サービス形態	非常に高い	高い	やや高い	どちらでもない	実感が安い
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集団指導塾	22.4％	34.8％	24.8％	18.8％	0.4％
個別指導塾	25.0％	37.8％	18.3％	18.3％	1.2％
家庭教師	15.8％	31.6％	31.6％	21.1％	5.3％
オンライン指導	45.0％	25.0％	35.0％	10.0％	0.0％
タブレット教材	20.2％	27.4％	23.8％	26.2％	4.8％

特にオンライン指導は「非常に高い」と回答した割合が45％に達しており、コストの予想が外れている実感が見て取れます。保護者からは「想定よりも金額がかさむ」との声も多く、注意が必要です。

想定以上に高い費用項目とは？

続いて、塾にかかる費用の中で「想定以上に高かった」とした項目について見ていきましょう。最も多かったのは以下の通りです：

1. 授業料：46.7％
2. 季節講習費：46.4％
3. 特別講習費：30.9％

これにより、入会時には明確な費用が分からない「季節講習」や「特別講習」のコストが、後になって高く感じられる原因となっていることが浮かび上がります。

年間にかかる費用の実体

保護者が高校受験に際して支払った塾の年間費用のデータも示されています。最も多いのは、両形態の塾でともに年間30万円までという結果です。この金額は、月平均2.5万円に相当し、一般的な個別指導塾で1～2教科を受講した場合にも見られます。全体的に教育サービスの高騰が懸念される中、適正な金額を見極め、事前に見積もりを取ることが求められます。