新東宝キネマノスタルジア、二つの名作が初DVD化
新東宝キネマノスタルジアから、1956年に公開されたヒューマンドラマ『検事とその妹』と、1953年発表の人情喜劇『もぐら横丁』が、満を持して初DVD化されることが決まりました。日本映画の黄金時代を代表する作品として、多くの人々に愛されてきたこの二作品が再び観られるチャンスです。
検事とその妹
『検事とその妹』は、法廷を舞台に、兄と妹の絆を描いた感動のリーガル・ヒューマンドラマです。幼少期に両親を失った兄・健作と妹・明子は、お互いを支え合いながら生きてきました。しかし、正義感あふれる検事としての使命と、妹を守りたいという思いの間で揺れ動く兄の姿は、壮絶な苦悩と葛藤を浮き彫りにします。
主人公の検事・矢島健作を丹波哲郎が演じ、妹・明子役には日比野恵子が扮しています。膨大な人間ドラマが展開される中で、明子の婚約者を巡る殺人未遂事件が、二人の生活を脅かす危機をもたらします。監督を務めるのは、名作『マライの虎』を手掛けた古賀聖人。彼は、登場人物たちの微妙な人間関係や倫理的ジレンマを巧みに描き出します。
物語は、視聴者に正義と愛について深く考えさせる力強いメッセージを伝えており、主題歌「人生の並木道」は、多くの人に愛される名曲となっています。1956年の初公開から、時を経て再び映像化されるこの作品は、技術と感情の両方で創造された作品として、映画史に残るでしょう。
もぐら横丁
一方、『もぐら横丁』は、戦後の東京を背景にした、貧しさの中で希望を見出す夫婦の姿を描いた人情喜劇です。昭和の時代に生きる人々の生活や人情味あふれる日々が、感動的かつ愉快に描かれています。
緒方と芳枝の夫婦は、原稿用紙を抱え、質屋通いを繰り返しながら、愛を育んでいきます。彼らの生活は決して楽ではありませんが、周りの仲間たちの助け合いや、互いへの思いやりが、苦難を乗り越える力となります。佐野周二が演じる主人公は、物語を通じて希望を手放さず、観客に勇気を与えます。
この作品は、監督の清水宏が独特の視点で人々の日常を叙情的に描き出し、登場人物たちに深い人間性を与えています。長屋仲間たちとの交流や、苦境を乗り越える姿が、観客の心に温かい感動を呼び覚ますことでしょう。
発売情報
両作品の初DVD化は、2026年5月13日(水)に予定されています。価格は4,180円(税込)です。新東宝キネマノスタルジアの公式SNSでは、発売に向けた最新情報が随時更新されるので、ぜひご確認ください。こうした男女の絆や法の正義に触れる感動の瞬間をぜひ再び体感してみてください。