宝酒造の価格改定について
宝酒造株式会社が発表した最新の情報によると、同社が輸入販売する紹興酒および桂花陳酒の価格が2025年4月1日から改定されることが決まりました。この度の改定は、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の発効による関税の段階的撤廃に関連しています。
価格改定の背景
RCEP協定は2022年1月1日に発効し、20年間にわたり関税が段階的に撤廃されることが定められています。この影響を受けて、宝酒造は2022年4月に引き続き、このたび2回目の価格改定を実施する運びとなりました。特に、桂花陳酒については、現地での製造コストの上昇が影響しており、輸入価格が高騰しています。
具体的な改定内容
1. 改定時期
2025年4月1日(火)出荷分
2. 対象商品
- - 紹興酒 全29アイテム
- - 桂花陳酒 <麗白>500ml瓶
3. 主要商品の参考小売価格(消費税抜き)
減税による改定
現行価格:906円 → 新価格:903円 (差額:▲3円)
現行価格:468円 → 新価格:467円 (差額:▲1円)
減税とコスト増による改定
現行価格:738円 → 新価格:976円 (差額:+238円)
(内訳:減税相当額 ▲10円)
価格改定の影響
宝酒造は、これまでも経費削減や合理化に努めてきましたが、コストの上昇を吸収することが難しい状況に直面しています。特に桂花陳酒については、原材料や製造に必要なコストが増加しているため、今回の価格改定はやむを得ない措置とされています。
この改定は、消費者にとっても注目すべきニュースで、今後の価格動向や市場の反応が気になるところです。
今後の紹興酒と桂花陳酒の市場での位置付けがどう変化するのか、引き続き注視していく必要があります。